ライセンス サーバを実行している場合は、環境設定やシステムのメンテナンスを実行する前に停止する必要があります。ライセンス サーバとクライアント コンピュータの間にファイアウォールが存在する場合は、ライセンス関連の通信のために、いくつかの TCP/IP ポートを開く必要があります。adskflex のためにポート 2080 を、lmgrd のためにポート 27000 から 27009 を開いてください。
LMTOOLS ユーティリティを使用する場合は、管理者権限でログインする必要があります。
この作業の最初の部分で、Network License Manager(NLM)の動作に関する情報を記録するデバッグ ログ ファイルを作成します。ライセンスやサーバに問題が発生した場合、ログ ファイルの確認が問題の原因を突き止めるために役立ちます。
- Autodesk Network License Manager フォルダ内に、Logs サブフォルダを作成します。既定の場所は、C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager です。
- [メモ帳]などのテキスト エディタを使用して空白のログ ファイルを作成し、Logs フォルダに保存します。ファイルに分かりやすい名前を付け、拡張子を .txt から .log に変更します。たとえば、Adsk_NLM.log というファイル名にすることができます。
- 次のいずれかの操作を行います。
- Windows 7: [スタート]
[すべてのプログラム]
[Autodesk]
[Network License Manager]
[LMTOOLS Utility]を選択します。
- Windows 8: スタート画面を右クリック
[すべてのアプリ]
[LMTOOLS ユーティリティ]。
- Windows 8.1: スタート画面
下向き矢印
[アプリ]
[LMTOOLS ユーティリティ]。
- LMTOOLS ユーティリティの[Service/License File]タブで、[Configuration using Services]オプションが選択されていることを確認し、[LMTOOLS ignores license file path environment variables]を選択します。
- [Config Services]タブを選択します。
- サービス名の一覧で、ライセンス管理に使用するサービス名を指定します。
既定のサービス名は、Flexlm Service 1 です。ご使用のコンピュータでオートデスク製品以外のソフトウェアも FLEXnet® で管理している場合は、[Service Name]リストに複数のオプションが含まれています。衝突を避けるため、Autodesk を参照するサービス名を指定し、Autodesk サービスのみがリストされるようにすることをお勧めします。たとえば、Flexlm Service 1 を Autodesk Server1 に変更します。
- [Path to the lmgrd.exe file]フィールドに、NLM デーモン(lmgrd.exe)のパスを入力するか、[Browse]をクリックしてファイルの場所を指定します。
このデーモンは、既定では C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager フォルダにインストールされます。
- [Path to the license file]ボックスで、パスを参照して指定するか入力します。
これは、autodesk.com から取得したライセンス ファイルへのパスです。
- [Path to the Debug Log File]ボックスで、[Browse]をクリックして既存の .log ファイルを選択し、[Open]をクリックします。
- [Use Services]および[Start Server at Power Up]を選択します。
[Start Server at Power Up]設定を使用すると、何らかの理由でサーバがシャット ダウンした後に再起動したときは常に、ライセンス サーバが自動的に起動されます。
- [Save Service]ボタンをクリックし、前記の手順で選択したサービス名で新しい環境設定を保存します。サービスの設定を保存するかどうかを確認するプロンプトが表示されたら、[はい]をクリックします。
- [Start/Stop/Reread]タブを選択します。
- 正しいサーバ名が選択されていることを確認し、[Start Server]をクリックします。
- 「Server Start Successful」というメッセージが[LMTOOLS]パネルの下部に表示されるのを確認します。サーバが起動するまでに最大 30 秒必要な場合があります。
- ライセンス サーバが正常に動作していることを確認するには、[Server Status]タブをクリックし、次に[Perform Status Enquiry]をクリックします。
数秒後に、ライセンス ファイルの場所と NLM のバージョンに関するメッセージがステータス ウィンドウに表示されます。ライセンス サーバがサービスを正常に実行していることを示す「Adskflex: UP v11.12」というような行が表示されます。
- LMTOOLS を閉じます。