モデルの 3D メッシュの生成

このタスクでは、次の手順を実行します。

Dual Domain メッシュ モデルから 3D メッシュを生成した後に、選択した要素を新しいレイヤーに移動し、成形品内部の四面体要素を表示します。この手順は以下のとおりです。
  • 選択した要素を配置する新しいレイヤーを作成する。
  • 作成した新しいレイヤーがアクティブであることを確認する。
  • 分離する要素を選択する。
  • 選択した要素を新しいレイヤーに割り当てる。
  1. 前のタスクで使用した「Mesh tutorial」プロジェクトが開いていることを確認します。
  2. [ホーム]タブの[インポート] ([ホーム]タブ > [インポート]パネル > [インポート])をクリックします。
  3. チュートリアル フォルダにナビゲートします(通常、C:¥Users¥Public¥Public Documents¥Autodesk¥Simulation Moldflow Insight 360 20xx¥tutorial)。
  4. [ファイルの種類]ドロップダウン リストで、 [スタディ ファイル(*.sdy)] を選択します。
  5. [manifold_3d.sdy]を選択して、[開く]をクリックします。 メッシュ タイプが Dual Domain メッシュであることを確認します。モデルの要素数を確認します。
  6. [ホーム]タブの[メッシュ] ([ホーム]タブ > [作成]パネル > [メッシュ])をクリックし、[メッシュ]タブを開きます。
  7. [メッシュ]タブの[メッシュ統計情報] (([メッシュ]タブ > [メッシュ診断]パネル > [メッシュ統計情報])をクリックします。このメッシュには特に問題はありません。 メッシュの一致 比率が推奨値より低くなっています。これは、反対側のサーフェスが一致できない形状の成形品であるためです。メッシュの一致パーセンテージは 3D メッシュに変換する Dual Domain メッシュでは重要ではありません。何も実行する必要はありません。しかし、メッシュ一致パーセンテージが低いモデルは Dual Domain 解析テクノロジが適切ではなく、3D メッシュを使用した解析が最適である可能性を示します。
  8. メッシュ統計情報の確認が完了したら、[閉じる]をクリックします。
  9. スタディ タスク ペインで、 [Dual Domain メッシュ]を右クリックして、[メッシュ タイプの設定] > [3D]を選択します。
  10. スタディ タスク ペインで、 [3D メッシュ]をダブルクリックします。 [メッシュの生成]ダイアログ ボックスが開きます。
  11. [グローバル エッジ長] に既定値が割り当ててあります。[四面体]タブをクリックして、四面体要素の作成に使用できる詳細なメッシュ オプションを表示します。 [肉厚方向の最小要素数] の既定値は 6 です。
    注: 通常、 [グローバル エッジ長] および [肉厚方向の最小要素数] の既定値は適切な値です。 [肉厚方向の最小要素数] 値を増加した場合は、通常、 [グローバル エッジ長] 値を低減する必要があります。
  12. [既にメッシュされている部分を再メッシュ]オプションを選択します。
  13. [メッシュ生成]をクリックします。メッシュ操作の前後に表示されたメッセージ ダイアログ ボックスを閉じます。
    注: 四面体メッシュの作成は他のタイプのメッシュの作成よりも複雑なので、生成に時間がかかります。適切な 3D メッシュ結果を得るには、Dual Domain メッシュの不具合を修正してから、3D メッシュの作成に進むことが重要です。
  14. [メッシュ]タブの[メッシュ統計情報] (([メッシュ]タブ > [メッシュ診断]パネル > [メッシュ統計情報])をクリックします。 四面体(3D)メッシュの要素数は、元の Dual Domain メッシュよりも大幅に多くなります。これは、3D メッシュには成形品の肉厚方向に要素があるためです。
  15. [メッシュ統計情報]ダイアログ ボックスで[閉じる]をクリックします。 再メッシュ後、メッシュを再確認することが重要です。
  16. [メッシュ]タブの[メッシュ修復ウィザード] ([メッシュ]タブ > [メッシュ修復]パネル > [メッシュ修復ウィザード])をクリックします。 [チェックするアイテム]ペインに、3D メッシュで実行できる診断が表示されます。ここでは、すべてのオプションを選択することをお勧めします。
  17. [次へ]をクリックして、メッシュの概要を表示します。
  18. [次へ]をクリックして、次の手順に進みます。各ステップでエラーがある場合は、必要に応じて[修正]をクリックし、エラーを修復します。 残りの診断は、指定した制限内に収まります。実行した修正の数と種類は [サマリー] ページで確認できます。
  19. [閉じる]をクリックして、ウィザードを終了します。

    切断平面を挿入するか、選択したセクションをレイヤーに分けてから結果を表示することによって、モデルの各部分を表示できます。

  20. [表示]タブの[回転角度] [回転角度]テキスト ボックス([表示]タブ > [視点]パネル > [回転角度])に「-100 -165 2」と入力して[Enter]を押します。 あらかじめ設定した角度にモデルの向きが変わります。各数値はそれぞれ、X、Y、Z の各軸を中心にモデルが回転した角度を表します。モデルの回転角度は、[モデル]ペインの右下隅に 3 つの数値で表示されます。この機能は、モデルを特定の表示に戻す必要がある場合に役立ちます。
  21. [表示]タブの[編集] (([表示]タブ > [切断平面]パネル > [編集])をクリックし、[切断平面]ダイアログ ボックスで[新規]をクリックします。 切断平面が作成され、[切断平面の移動]ダイアログ ボックスが開きます。
  22. [切断平面の移動]ダイアログ ボックスで[有効平面表示]の選択を解除します。
  23. 切断平面を移動するには、モデル ペインでカーソルをクリックして上下にドラッグします。 切断平面でモデルを切り取ったように表示できるので、内部を確認できます。既定では四面体要素の表面ファセットのみが表示されるので、モデルは空洞のように見えます。
  24. [切断平面の移動]ダイアログ ボックスを閉じて、[表示]タブの[編集][編集]を再度クリックし、作成した切断平面の選択を解除します。
  25. [レイヤー]ペインで、 [新規レイヤー]をクリックします。 [レイヤー]パネルのリストの一番下に、 [新規レイヤー] が追加されます。
  26. このレイヤーに配置した要素が非表示になるように、選択を解除します。 新しいレイヤーは、青色で強調表示されたままです。これは、レイヤーがまだアクティブであることを示しています。
  27. [表示]タブの[選択] ([表示]タブ > [ナビゲーション]パネル > [選択])をクリックし、モデルの隅にある任意の要素グループを選択します。
  28. [レイヤー]ペインで、 [レイヤーの割り当て]をクリックします。 選択した要素がアクティブ レイヤーに割り当てられます。このレイヤーは非表示になっているので、選択した要素はモデル ペインに表示されなくなります。新しいレイヤーをアクティブにすると、いつでもこれらの要素を把握できます。
  29. [表示]タブの[窓ズーム] [窓ズーム]をクリックし、非表示の要素があるコーナー領域を拡大します。
  30. [表示]タブの[中心] [中心]をクリックし、表示している領域の中心にある点を選択します。
  31. [表示]タブの[オービット] [オービット]をクリックし、モデルを回転または拡大/縮小して、内部の形状を確認します。
    注:
    • 切断平面を使用するとモデルが空洞のように見えたのに対して、この方法ではモデル内部の要素が見える。
    • [メッシュ生成]ダイアログ ボックスで指定した値に応じて、モデルの肉厚方向に 6 つ以上の要素レイヤーを表示できる。
  32. アプリケーション メニューをクリックし、ドロップダウン メニューから ([閉じる] > [プロジェクト])を選択します。プロンプトが表示された場合は、スタディを保存します。

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