このタスクでは、次の手順を実行してメッシュ統計情報を解釈します。
- 前のタスクで開いたスタディの[メッシュ統計情報]ダイアログ ボックスを開く。
- 結果の詳細を確認する。
- メッシュに問題がないかを確認する。
- 前のタスクで作成した「
Tutorial 3
」プロジェクトで
[tutorial_3_task_1]
スタディを開きます。
()をクリックし、[メッシュ]タブを開きます。
()をクリックします。
[メッシュ統計情報]ダイアログ ボックスが開きます。
- 「メッシュ チュートリアル」で学習した内容に基づいて、結果を確認します。
メッシュに問題があることを示している結果はありませんか。以下の説明を参照して、結果の解釈を確認してください。
- 結果の検討が完了したら、[閉じる]をクリックします。
- エンティティ数
- この結果から、成形品のメッシュが生成されており、モデルに 2D フィーチャー (ランナー、冷却管) がないことを確認できます。接続リージョンが 2 つレポートされている点が問題です。成形品に存在する接続リージョンは 1 つのみとする必要があります。この問題は、タスク 3 で確認して解決します。
- エッジ詳細
- Midplane メッシュの場合、通常、成形品のエッジ上にフリー エッジがあります。Dual Domain メッシュまたは 3D メッシュでは、フリー エッジは存在するべきではありません。この結果によると、54 個のフリー エッジが存在しています。これは Dual Domain メッシュなので、この不具合を修復する必要があります。このタイプの問題は、タスク 5 で修正します。
- 方向詳細
- この結果は、Midplane メッシュおよび Dual Domain メッシュに関連しています。各ノードおよび要素の識別を容易にするための一意の番号です。要素の方向が正しいかどうかを判断するには、「右手の法則」を適用します。個々の要素で、ノード番号が増える方向に指が曲がる向きで右手を置くと考えます。このとき、親指の方向は、外側の面を示します。サーフェス上のすべての要素の方向が適切であることが必要です。Dual Domain メッシュの場合、要素の「表」側は外側に向いている必要があります。メッシュのすべての要素の方向が正しければ、
[方向詳細]
の結果は、この場合のようにゼロになります。
- 交差詳細
- メッシュ タイプに関係なく、値がゼロではない結果がこのセクションにあれば、メッシュに問題があることを示しています。この例のメッシュでは、交差する要素が 3 つあることがわかります。このタイプのエラーについては、後のタスクで修正方法を説明します。
- サーフェス三角形アスペクト比
- 三角形アスペクト比の概念については、「メッシュ チュートリアル」で説明しました。すべての三角形要素のアスペクト比が 6 未満であることが理想的です。このモデルの最大アスペクト比は、約 11 であることがわかります。後のタスクで、アスペクト比を下げる方法を説明します。
- 一致パーセンテージ
- このセクションは、Dual Domain メッシュの場合にのみ表示されます。この結果は、成形品の表面と裏面を表す要素の間の一致率が、要求値の 85% を上回っていることを示しています。
次のタスクでは、上記で明らかになった接続に関する問題を修正します。
下の
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