生産開始からの非定常解析

非定常冷却解析を使用して、金型温度の経時変化をシミュレーションします。生産開始からの非定常冷却解析は、金型が低温である生産開始時の初期サイクルから、金型温度が安定し最適な操作条件に到達するまでの金型温度の変化をシミュレーションします。

射出成形機が製品の生産を開始すると、金型が最適な操作条件を達成するまでに多数のサイクルの実行が必要な場合があります。生産開始からの非定常冷却解析順序では、金型が最適な操作条件に到達するのに必要なサイクル数を示します。次の例では、金型の黒色のノードは成形品近くにあり、サイクル内の温度変化に影響されます。赤色のノードは成形品から離れた位置にあり、サイクル内の温度変化に影響されません。金型温度が安定した状態に到達するのに 42 回の繰り返しが必要でした。

注: 非定常冷却解析順序は、3D メッシュ タイプのみで利用可能です。