ファイバー ソルバー パラメータ ダイアログ ボックス

このダイアログ ボックスを使用して、充填または充填+保圧解析順序の繊維配向予測に関連するソルバー パラメータ設定を指定します。

このダイアログ ボックスにアクセスするには、充填+保圧を含む解析順序を選択していることを確認して、[プロセス設定] ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定])をクリックします。[次へ]をクリックしてウィザードの[充填+保圧設定]ページまでナビゲートし、[繊維配向解析(繊維充填材の場合)]オプションを選択し、[ファイバー パラメータ]をクリックします。

注: すべてのソルバー パラメータには、ほとんどの解析に適用可能な既定値が指定されています。

注: 選択した材料の収縮モデルが CRIMS に設定され、[CRIMS 収縮モデル係数]ダイアログ ボックスの[CRIMS の使用]オプションが既定( [常に(CRIMS モデルと一致するようソルバー パラメータを変更)] )に設定された場合は、ソルバー パラメータへの変更は解析時に上書きされます。これらのソルバー パラメータに既定以外の設定を使用する場合は、[CRIMS の使用]オプション設定を変更するか、異なる収縮モデルを選択します。

一般設定

繊維配向を次を使用して計算: (Midplane/Dual Domain 解析テクノロジ)

繊維配向を次を使用して計算: (3D 解析テクノロジ)

繊維配向解析ソルバーが繊維配向計算に使用するモデルを指定します。
ファイバー入口条件を次で適用:

(Midplane、Dual Domain のみ)

繊維配向計算を成形品ゲートまたは射出位置で開始するかを指定します。
ゲート
これはデフォルト設定です。モデルにランナー システムがある場合でも、繊維配向計算をゲート (キャビティへの入口) で開始します。
射出位置
このオプションを選択すると、繊維配向計算は射出位置で開始します。これはモデルにランナー システムが存在する場合、ランナー システムの繊維配向にも対応しています。
ファイバー入口条件

(Midplane、Dual Domain のみ)

繊維配向状態の入口境界条件を指定します。
ファイバーをスキン層整列 / コア層ランダム
これはデフォルト設定です。
ファイバーをスキン層整列 / コア層横断
ユーザー指定の入口配向
このオプションは、肉厚方向の面内繊維配向成分を指定する場合に選択します。[設定編集]をクリックして[ユーザー指定の入口配向]ダイアログ ボックスを表示します。
繊維破断の計算 長繊維複合材料を選択した場合に、繊維配向解析で繊維破断を計算するかどうかを指定します。
注: 既定の設定は[いいえ]です。このオプションを[はい]に設定して、[繊維破断パラメータ]をクリックすると[繊維破断パラメータ]ダイアログ ボックスが開き、繊維破断予測に関連するオプションを編集できます。
エッジ境界条件

(熱硬化性材料のみ)

このオプションは、成形品のエッジに沿った要素の繊維配向の計算方法を指定します。
ファイバーはエッジに沿って整列
これはデフォルト オプションでほとんどのシミュレーションに適しています。成形品のエッジに沿った要素の繊維配向を、エッジ方向に (すべての肉厚で) 人為的に整列させます。
注: このオプションを平面方向の要素数が少ない場合に使用すると、不適切な結果が生成される場合があります。
ファイバーはエッジ周辺の流動に従う
このオプションを選択すると、成形品のエッジに沿った要素の繊維配向は、材料の流動方向に整列します。
コンポジット プロパティ計算オプション [コンポジット プロパティ計算オプション]ダイアログ ボックスを開くと、複合材料(ファイバーと樹脂マトリックスの混合材)の機械的特性の予測に関連する各オプションを編集できます。