リスタート ステップの設定

リスタート ファイルは、シミュレーションの書き込み時の「スナップショット」を提供するもので、システム障害発生時の対応策として使用します。Midplane または Dual Domain の充填+保圧解析の実行時に保存されるリスタート ステップ数を設定できます。

注: 解析を開始する前に、リスタート点を指定する必要があります。
  1. [プロセス設定] ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定])をクリックし、[プロセス設定ウィザード]ダイアログ ボックスを開きます。
  2. [アドバンス オプション]をクリックし、[充填+保圧解析アドバンス オプション]ダイアログ ボックスを開きます。
  3. [ソルバー パラメータ]ペインで[編集]をクリックし、[熱可塑性樹脂射出成形ソルバー パラメータ]ダイアログ ボックスを開きます。
  4. [リスタート]タブを選択します。必要なリスタート ステップの数を入力します。
    注: リスタート ステップの数によって、リスタート ファイルの保存回数が決まります。たとえば、リスタート ステップの数を 5 に設定すると、リスタート ファイルは計算プロセスの進捗度が 20%、40%、60%、80%、および 100% の時点で保存されます。

解析をリスタートするには、失敗した解析を記録したプロジェクトを再び開いて、解析を再実行します。

再度の有効なデータ セットから解析はリスタートします。

ヒント: このリスタート機能を利用して、解析を拡張することもできます。
注: リスタート ファイルは、3D 連成フロー ソルバーでは生成されません。3D 連成フロー ソルバーを使用する各 3D 解析順序は最初から実行され、以前に生成された結果は無視されます。