温度、成形品結果

温度、成形品結果は、サイクル中の成形品境界(金型/成形品の境界面の成形品側)の平均温度を示します。

この温度は[金型-樹脂熱伝達係数(HTC)値]を使用して決定します。
ヒント: この値はプロセス設定のアドバンス オプションで設定します。

低い HTC 値は、樹脂と金型間の熱伝達に対する抵抗がより大きいことを示します。

この結果の使用法

この結果を使用して、局部的なホット スポットやコールド スポットを検出し、それらがサイクル タイムと成形品の反りに与える影響を調べることができます。ホット スポットやコールド スポットがある場合は、冷却管の調整が必要な場合がある。

成形品の表側または裏側の温度と、目標金型温度との差は ±10℃ 以下でなければなりません。

各金型面における温度差は 10℃ 以内でなければなりません。また、温度、成形品(表側)結果は、冷媒入口温度プラス 10~20℃ 以下でなければなりません。

壁面温度を確認するには、結果を表示するときに [プロット プロパティ] ([結果]タブ > [プロパティ]パネル > [プロット プロパティ])を選択し、[スケール]タブを選択して[最大]ボックスの値を小さい値にします。

3D モデルに対しては、切断平面を使用して、成形品内にホット スポットまたはコールド スポットがないかを調べます。
注: 結果をアニメーションにすると、解析中のソリッド モデル内部における温度の経時変化がわかります。

確認事項

温度、成形品結果の参照時には、次の点について確認します。