ソルバー メッセージ 305330

メッセージ テキスト

** 警告 305330 ** 過度に高い樹脂温度に達した領域がありました。

xxx.xx C の温度限界が適用されました。最初に限界に達したのは、

時間 YY 秒です。プロセス設定とメッシュの品質を確認してください。

説明

この警告は、解析終了時の最終的なサマリー セクションの後に、シミュレーション中に温度限界が適用されたことを通知するため、解析ログに表示されます。

特にゲート領域におけるせん断発熱や、バルブが開いた後の急激な樹脂流動の結果として、高温はしばしば発生します。3D フロー ソルバーは、このような発生の可能性が低い温度値にまで上昇した場合、温度限界を適用します。これは、このような極端な値における材料の劣化はシミュレーションされず、また壁面滑りによって実際のせん断速度が制限され、よってせん断発熱も制限されるためです。

温度限界は次のように計算されます。

次の最大 T1 を検出します。
  • 初期樹脂温度
  • グローバル樹脂温度
  • 金型温度プロファイル(存在する場合)
  • 最大溶融温度(限界)(熱可塑性材料のみ)
  • 推奨最大金型温度(熱硬化性材料のみ)

限界値は、T1+100 として定義されます。

解決策

特にゲート領域にある、せん断発熱が問題であるかを確認します。

バルブが開いた後の急激な樹脂流動の結果として発生する過度な熱を確認します。

過度に変形した要素など、メッシュの問題がないかを確認します。

注: 熱可塑性材料または熱硬化性材料を使用するかに応じて、上記の最後の 2 つの温度のいずれかを編集することで、温度限界を高くすることができます。上記のような対策を取った後、解析を再実行してください。