射出位置とは樹脂を射出する位置を示し、これによりキャビティ内部の樹脂の流動パターンをソフトウェアでシミュレーションできます。
このヘルプ トピックでは、3D モデルで充填+保圧解析を実行する際の射出位置に関する考慮事項をいくつか説明します。
四面体メッシュ上で射出位置を選択すると、その位置はメッシュ上のノードに関連付けられます。ゲートのモデリングを行わずに、充填+保圧解析を実行すると、成形品形状に応じてゲート サイズが自動的に割り当てられます。または、小さな成形品の場合は射出位置周辺のサーフェスにある四面体要素の平均ファセット サイズが割り当てられます。
樹脂射出に使用する実際の領域は、仮想ゲート直径内に収まるノードの数によって定義されます。細かいメッシュを使用すると粗いメッシュに比べて、実際の射出領域は仮想ゲート サイズに近い値になります。たとえば、次の 1 番目の図の細かいメッシュ サイズは、仮想ゲート直径内に適切に収まっていますが、2 番目の図の粗いメッシュは、予想されるゲート サイズより小さな領域を示しています。
ゲート接続直径およびソルバーでの使用に関する詳細は、「ゲート接続直径の設定」を参照してください。
ゲート接続直径は、充填完了後の保圧および冷却過程における、冷却速度に影響します。詳細は「保圧および冷却過程の射出位置温度」を参照してください。