反り拘束の設定

Midplane、Dual Domain または 3D メッシュ モデルを使用し、解析順序に反り解析を含む必要があります。

反り解析を実行するには、まず、各キャビティに対して 6 自由度 (移動および/または回転) を拘束して、成形品の剛体運動 (空間での自由な回転運動) を防止する必要があります。この剛体運動を固定したら、成形品の実際の使用条件をシミュレーションするために、変位拘束を設定できます。

  1. モデル ノードが非表示の場合は、[レイヤー]ペインで適切なレイヤーを表示します。
  2. 拘束設定にローカル座標系を使用する場合は、まず該当するローカル座標系を定義および有効化します。
  3. General Constraint, Boundary Conditions tab [境界条件]タブ > [拘束と荷重]パネル > [拘束][一般拘束]をクリックします。
    [一般拘束]ダイアログ ボックスが開きます。
  4. 次の手順で、参照平面を 3 つのノードで定義して、剛体運動を固定します。
    1. 十字カーソルを使用して、参照平面の最初のノードを選択し、[X][Y]、および [Z]移動に[固定]拘束を設定します。
    2. [拘束の使用:]ドロップダウン メニューから[反り解析]を選択し、[適用]をクリックします。

      これは参照平面の原点を定義します。

    3. 2 番目のノードを選択し、[Y]および[Z]移動に[固定]拘束を設定します。
    4. [拘束の使用:]ドロップダウン メニューで[反り解析]が選択されたままであることを確認し、[適用]をクリックします。
    5. 3 番目のノードを選択し、[Z]移動に[固定]拘束を設定します。
    6. [拘束の使用:]ドロップダウン メニューで[反り解析]が選択されたままであることを確認し、[適用]をクリックします。
    これで、剛体運動拘束が固定されました。
  5. 変位拘束を設定します。
    注:

    変位拘束を設定する場合、最終形状を定義するために、変形前形状を参照として使用します。

    反り解析中、目標とする成形品の最終形状に一致するように、変位拘束は調整されます。

    1. 十字カーソルを使用して、拘束を設定するノードを選択します。
    2. ノードの X、Y、Z 方向の移動および回転の自由度をそれぞれ、[自由]、[固定]、または [指定] を選び距離と角度を指定します。
    3. [拘束の使用:]ドロップダウン メニューから[反り解析]を選択します。
    4. [拘束の設定]ダイアログ ボックスで[適用]をクリックするか、モデル ペインで右クリックして[適用]を選択します。
  6. 拘束の設定が完了したら、モデル ペインで右クリックして[完了 拘束の設定]を選択します。