要素分類
Revit 要素はモデル、スケッチ、ビュー、グループ、注釈、情報の 6 つのグループに分けられます。各グループには、関連する要素とそれに対応する記号が含まれます。
モデル要素
モデル要素は、建築プロジェクトに存在する物理的な項目を表します。モデル要素グループ内の要素はさらに次のように分割できます。
- ファミリ インスタンス - ファミリ インスタンスにはファミリ インスタンス オブジェクトが含まれます。ファミリ オブジェクトはプロジェクトにロードしたり、ファミリ テンプレートから作成することができます。詳細は、「ファミリ インスタンス」を参照してください。
- ホスト要素 - ホスト要素には、他のモデル要素(壁、屋根、天井、床など)を含むことのできるシステム ファミリ オブジェクトが含まれます。ホスト要素の詳細は、「壁、床、天井、屋根、開口部」を参照してください。
- 構造要素 - 構造要素には、Revit Structure でのみ使用される要素が含まれます。構成要素の詳細は、「Revit Structure」を参照してください。
ビュー要素
ビュー要素は、Revit で他のオブジェクトを表示、操作する方法を表します。詳細は、「ビュー」を参照してください。
グループ要素
グループ要素は、Revit における配列複写やグループ オブジェクトなどの補助要素を表します。詳細は、「要素を編集する」を参照してください。
注釈とデータム要素
注釈とデータム要素には、表示されている非物理項目が含まれます。
注 2D コンポーネントを表す注釈要素は 2D ビューにのみ存在するわけではありません。たとえば、2D 平面にのみ存在する形状を参照する寸法を 3D ビューに描画することができます。
- データム要素は、プロジェクトを分かりやすく説明するために使用される物理的には存在しない項目を表します。これらの要素はビューに配置できます。データム要素はさらに次のように分割されます。
- 一般的なデータム要素 - 一般的なデータム要素は、モデリング用のデータの保存に使用する非物理の表示可能な項目を表します。
- データム FamilyInstance - データム FamilyInstance は、プロジェクトにロードされた、またはファミリ テンプレートから作成された非物理の表示可能な項目を表します。注 一般的なデータム要素とデータム FamilyInstance の詳細は、「データムおよび情報要素」を、ModelCurve 関連要素については、「スケッチ」を参照してください。
- 構造データム要素 - 構造データム要素は、構造モデリング用のデータを保存するのに使用する非物理の表示可能な項目を表します。構造データム要素の詳細は、「Revit Structure」を参照してください。
スケッチ要素
スケッチ要素は 2D/3D 形状をスケッチするのに使用される一時的な項目を表します。このグループには、ファミリ モデルとマスで使用される次のオブジェクトが含まれます。
- SketchPlane
- スケッチ
- Path3D
- GenericForm
スケッチの詳細は、「スケッチ」を参照してください。
情報要素
情報要素には、プロジェクトとアプリケーション データを保存するのに使用する非物理の表示できない項目が含まれます。情報要素はさらに次のように分類されます。
- プロジェクト データム要素
- プロジェクト データム要素(固有)
データム要素の詳細は、「データムおよび情報要素」を参照してください。