曲線のパラメータ化

曲線のパラメータ化

Revit API における曲線は、入力パラメータ「u」の数学的な関数として表すことができます。この場合、XYZ 空間の特定の点における曲線の位置は、「u」の関数となります。

曲線はバインドしたり、バインド解除したりできます。バインド解除された曲線は端点を持たず、無限抽象(バインド解除された線分)か循環曲線(円や楕円)のいずれかになります。

Revit では、パラメータ 「u」は次の 2 つの方法で表現することができます。

メソッド Curve.ComputeNormalizedParameter()と Curve.ComputeRawParameter()は 2 つのパラメータ タイプ間で尺度を自動的に変更します。メソッド Curve.IsInside()は未加工パラメータを評価して、曲線のバインドの内部にあるかどうかを確認します。

パラメータを使用することで、次のような特定の位置にある曲線のさまざまなプロパティを評価することができます。

返されるベクトルはすべて正規化されません(ただし、Revit API では XYZ.Normalize()を使用することで任意のベクトルを正規化できます)。曲線が直線の場合は、法線ベクトルと従法線ベクトルの値セットはありませんので注意してください。接線ベクトルを使用すれば、特定の平面の直線に法線ベクトルを計算することができます。

API サンプル「DirectionCalculation」は壁の位置の曲線に対する接線ベクトルを使用して、南向きの外壁を見つけます。

南向きの外壁を検索してハイライト表示