WallType.WallKind 列挙によって表される 4 種類の壁があります。
Wall および WallType クラスは標準壁タイプで機能しますが、重ね壁やカーテン ウォールでは制限された機能のみ提供します。壁のタイプを決定するために Wall を確認する必要がある場合もあります。たとえば、API を使用して、重ね壁からサブウォールを取得できません。WallKind は読み込み専用で、システム ファミリによって設定されます。
Wall.Flipped プロパティ および Wall.flip()メソッドは、Wall の方向にアクセスして、これをコントロールします。次の例では、Wall は flip()メソッドの呼び出しの前後で比較されます。
図 33: 元の壁
図 34: 反転後の壁
表 24: 壁の位置基準
位置基準の値 |
説明 |
0 |
中心線 |
1 |
躯体の中心線 |
2 |
仕上げ面: 外部 |
3 |
仕上げ面: 内部 |
4 |
躯体面: 外部 |
5 |
躯体面: 内部 |
壁を作成する Wall クラスには、5 つの静的な優先メソッドがあります。
表25: Create()優先
名前 |
説明 |
Create(Document, Curve, WallType, Level, Double, Double, Boolean, Boolean) |
指定した壁のタイプ、高さ、オフセットを使用して、プロジェクト内に新しい長方形プロファイルの壁が作成されます。 |
Create(Document, IList Curve , Boolean) |
既定の壁スタイルを使用して、プロジェクト内に非長方形プロファイルの壁が作成されます。 |
Create(Document, Curve, ElementId, Boolean) |
既定の壁スタイルを使用して ElementId で指定されたレベルのプロジェクト内に新しい長方形プロファイルの壁が作成されます。 |
Create(Document, IList Curve , ElementId, ElementId, Boolean) |
指定された壁のタイプを使用して、プロジェクト内に非長方形プロファイルの壁が作成されます。 |
Create(Document, IList Curve , ElementId, ElementId, Boolean, XYZ) |
指定された壁のタイプ、および法線ベクトルを使用して、プロジェクト内に非長方形プロファイルの壁が作成されます。 |
WallType 壁関数(WALL_ATTR_EXTERIOR)パラメータは、作成された壁インスタンスである部屋の境界や構造用途パラメータに影響します。WALL_ATTR_EXTERIOR 値は整数です。
表 26: 壁関数
壁関数 |
内壁 |
外壁 |
基礎 |
擁壁 |
軒裏 |
値 |
0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
次の規則は、API によって作成された壁に適用されます。
AnalyticalModel プロパティなどの構造関連の関数の詳細は、「Revit Structure」を参照してください。