デザイン オプション

デザイン オプション

デザイン オプションを使用して、1 つのプロジェクト内でデザインの代替案を模索することができます。デザイン オプションによって、プロジェクトの範囲を変更したり、評価用の代替デザインを作成することができます。メインのプロジェクト モデルで作業を開始すると同時に、クライアントに提案しながらさまざまなバリエーションを作成することができます。デザイン オプションにはほとんどの要素を追加することができます。デザイン オプションに追加できない要素はメイン モデルの一部として認識され、代替デザインを持ちません。

デザイン オプションは、主に Element クラスのプロパティとして使用されます。次の例を参照してください。

コード領域 15-7: デザイン オプションを使用

void Getinfo_DesignOption(Document document) { // Get the selected Elements in the Active Document UIDocument uidoc = new UIDocument(document); ElementSet selection = uidoc.Selection.Elements; foreach (Autodesk.Revit.DB.Element element in selection) { // Use the DesignOption property of Element if (element.DesignOption != null) { TaskDialog.Show("Revit", element.DesignOption.Name.ToString()); } } }

デザイン オプションには次のルールが適用されます

• 要素がメイン モデルにある場合、DesignOption プロパティの値は null になります。メイン モデルにない場合は、Revit UI で作成した名前が返されます。
• ActiveDocument 内に存在できるアクティブな DesignOption 要素は 1 つだけです。
  • メイン オプションは、既定のアクティブな DesignOption として認識されます。たとえば、デザイン オプション セットに「壁」という名前が付いており、そのセットに「レンガ壁」と「ガラス壁」という名前の 2 つのデザイン オプションがあるとします。「レンガ壁」がメイン オプションの場合、要素イテレタによってこのオプションとそれに属する要素のみが取得されます。「ガラス壁」は非アクティブです。