構造フレームの方向について

構造フレーム要素の方向を反転します。

注: [構造フレーム端点をフリップ]ツールを使用できるのは、ソフトウェアの Revit 2015 R2 リリースの Autodesk Maintenance および Desktop Subscription をご契約のお客様のみです。

フレーム要素を配置する場合、始点と終点の方向は描画順によって決まります。最初のクリックが始点、2 回目のクリックが終点となります。接続、固定、タグなどのその他のワークフローを設定する場合は、フレーム要素の始点と終点を把握しておく必要があります。

非対称の要素の場合は、モデリング中にこの方向が重要になります。次のようなカットエンドを 1 つ持ったプレキャスト梁について考えてみます。
平面図ビューの柱と支持しているプレキャスト I 梁の間にスケッチを行う場合、最初は配置が正しく見えます。表示されている解析モデルでは、始点(緑)と終点(赤)が表示されています。
立面図での表示の場合は、このようには表示されません。

これを調整するには、[構造フレーム端点をフリップ]ツールを使用します。梁を選択し、要素を右クリックして、[構造フレーム端点をフリップ]を選択します。

梁の方向が反転します。要素の位置を反転させるために、始点パラメータと終点パラメータのジオメトリ属性が入れ替わります。ジオメトリの限定的な調整が必要な場合は、要素の形状ハンドルを使用します。