[固定解除]ツールは、所定の位置に固定されている要素やホストによって決定される要素の固定を解除します。固定を解除すれば、要素の移動や修正をしてもプロンプトは表示されません。
固定を解除する要素は複数選択できます。選択した要素の中に、ピンされていない要素が入っている場合は、[固定解除]ツールは有効になりません。
次のいずれかの操作を実行します。
- 固定解除する要素を選択し、[修正 | <要素>]タブ
[修正]パネル 
(固定解除)をクリックします。
- [修正]タブ
[修正]パネル 
(固定解除)をクリックし、固定解除する要素を選択し、[Enter]を押します。
作図領域のプッシュピン コントロールをクリックして要素を固定解除する場合、ピン コントロールの近くに X が表示され、ロックが解除されていることが示されます。
カーテン パネルの例
ホスト システムの一部となっているカーテンウォール パネルや梁システムの梁などの要素の場合、要素の固定を解除することで、その要素のプロパティを変更できるようになります。ホスト システムに固定された要素は、ホスト システムのプロパティと動作によって決定されます。この場合、要素の固定を解除すると、ホスト システムから要素が独立します。このタイプの要素の作図領域に表示されるピン アイコンと固定解除アイコンには、ホスト システムと関係を持っていることを示す小さなリンクがアイコン イメージ内に含まれます。
注: ソフトウェアの Revit 2015 ソフトウェア リリースで Autodesk Maintenance および Desktop Subscription を契約されていないお客様の場合は、ピン/固定解除アイコンは上記の説明のとおりに機能しますが、リンク イメージは表示されません。
通芯の例
通芯や壁要素など、ロックされていたり、所定の場所に固定されている独立した要素の場合、要素の固定を解除すると要素の移動や削除が可能になります。これらのタイプの要素の作図領域のピン アイコンと固定解除アイコンにはアイコン イメージ内にリンクは含まれません。