Revit 2015 の新機能および変更された機能の一部には、プロジェクト ファイルおよびファミリ ファイルをアップグレードする必要があるものや、ユーザが把握する必要がある特定の動作が生じるものもあります。
- プロジェクト アップグレードにおけるファミリの再構築: プロジェクトをアップグレードする場合、プロジェクトにロードされている各ファミリ(システム ファミリを含む)が再構築されます。この変更は、プロジェクトを保存する場合に、各プロジェクトに対して 1 回実行されます。内部ファミリに関するデータを再構築することで全体のパフォーマンスが向上し、プロジェクト ファイルのサイズがわずかに大きくなります。
重要: 多数のファミリを持つプロジェクトの場合、プロジェクトのアップグレードの処理と完了にはかなりの時間が必要となります。適切にアップグレードの時間を計画します。
- ファミリ パラメータの順序: Revit 2015 で作成されるファミリのパラメータは、既定で、パラメータごとにアルファベット順に昇順で並べられます。Revit 2015 より前のリリースで作成されたファミリを現在のリリースで編集する場合、既存のパラメータ順序は修正されません。新しい並べ替えボタン(昇順と降順)は、[ファミリ タイプ]ダイアログで、編集中のファミリのパラメータを並べ替えるのに使用できます。詳細は、「ファミリ パラメータを作成する」を参照してください。
API を使用すれば、既存のファミリ パラメータをアルファベット順で昇順/降順に自動的に一括で並べ替えることができます。Revit Software Development Kit (SDK) for 2015 に含まれるコード サンプル(FamilyParametersOrder)では、ファミリのバッチ アップグレードとファミリ パラメータの自動並べ替えのための API の使用方法が紹介されています。「Revit SDK について」を参照してください。
- 隠線とビューの専門分野: プロジェクトをアップグレードしても、ビュー内の隠線の表示は変更されません。Revit で[専門分野]パラメータに応じて隠線をコントロールできるように、新しい[隠線を表示する]パラメータはすべてのビューで[専門分野]に設定されます。この設定は、旧リリースと同じ結果になります。「隠線処理と専門分野のビューについて」を参照してください。
- [専門分野]が[建築]か[コーディネーション]の場合、隠線は表示されません。
- [専門分野]が[構造]の場合は、隠線を表示します。
- [専門分野]が[機械]、[電気]、[給排水衛生設備]の場合は、隠線を表示します。
また、[専門分野]設定は、[ビュー]タブの[要素による隠線を表示する]ツールによって定義した隠線を表示します。
それぞれのビューに対して、[隠線を表示する]ビュー パラメータの値を[専門分野]から[すべて]や[なし]に変更でき、[専門分野]パラメータから独立した隠線の表示設定をすることができます。