強制対流を大まかに見積もる場合、Autodesk Simulation CFD は速度ポテンシャル方程式を使用して、簡単な流れのベースラインを作成します。これをエネルギー(熱)方程式の対流項に使用することができます。速度ポテンシャル方程式はNavier-Stokes方程式を置き換えるものです。この方程式は次の通りです。
ここで、速度ポテンシャル 
は次のように定義されます。
ここで、 
は速度ベクトルです。圧力にはBernoulliの方程式を使用します。
ここで、 
は流体の密度です。
上記の方程式で速度ポテンシャルを計算した後、速度は
を使って計算され、圧力は次を使って計算されます。
これらの速度を使って、エネルギー方程式（前述の熱力学第一法則）により温度が算出されます。