軸流ファンの補完、すなわち流れ方向を軸方向から半径方向に変更する材料です。流量(一定またはファンカーブ)および任意の回転速度を指定します。
この装置は、遠心装置の回転翼間の流れをモデル化するため、渦巻き部のジオメトリを必要とします。流れは、半径方向または円周方向に流入し、軸方向に流出するように(例えば、半径流タービンなどの場合のように)定義することもできます。
遠心ポンプ/ブロワを適用するには
- 材料クイック編集ダイアログを開きます。次の方法があります:
- マウス左ボタンで部品をクリックし、状況依存ツールバーの編集アイコンをクリックします。
- 部品を右クリックし、編集...をクリックします。
- デザインスタディバーの材料ブランチの下にある部品名を右クリックし、編集...をクリックします。
- 材料状況依存パネルで編集をクリックします。
- 1つ以上の部品を選択します。
- 材料データベース名メニューからデータベースを選択します。
- 種類メニューから内部ファン/ポンプを選択します。
- 名前メニューから材料を選択します。
- 回転軸を指定するには、回転軸の行でポップアウトダイアログを開き、グローバルX、Y、Z軸のいずれかを選択します。方向をグラフィック表示から設定するには、サーフェス選択ボタンをクリックし、サーフェスを選択します。軸は選択されたサーフェスに垂直になる。
- ブロワーの流入口および流出口の面を選択するには、ポップアウトを開き、サーフェス選択ボタンをクリックし、ブロワーデバイスからサーフェスを選択します。この操作は、流入口と流出口の両方に対して行う必要があります。
流入口は一般に軸方向のサーフェスです。流入口面が流出口面に接しないジオメトリを作成する場合は注意が必要です。
あるいは、装置が回転かごのような環の場合、流入口は内部の環面で、流出口は外部の円筒面になります。
- 適用をクリックします。
遠心ブロワーの材料に指定された部品は、押し出しメッシュ作成するべきではありません。ソルバーは、押し出し要素を含む遠心ブロワーに対応していません。
遠心ポンプ/ブロワを作成するには
- 材料パネルで材料エディタをクリックし、材料エディタを開きます。
- リストボタンをクリックします。
- カスタムデータベースを右クリックし、新規材料を選択します。遠心ポンプ/ブロワーを選択します。名前を指定します。
- 定義したい物性値のボタンをクリックする。
- それぞれの物性値について、変化方法を選択し、適切な値と単位を入力し、適用をクリックします。
- 必要に応じて、[保存]をクリックします。
- OK をクリックします。材料クイック編集ダイアログを開くと、新しい材料を使用できます。
デフォルト材料データベースには、すべての材料タイプに対して最低でも1つのインスタンスが含まれています。新しい材料を作成する際は、デフォルト材料を例として用いるのが便利です。これらの材料は読み取り専用であるため、材料エディタによりオリジナルをカスタムデータベースにコピーし、その内容を変更します。既存材料からの材料の作成についての詳細
ガイドライン
- 流量と回転速度の入力は必須です。特定の流れの方向と回転方向は、材料の定義に含まれず、材料タスクダイアログにおいて入力され、指定されるジオメトリ特有の設定となります。
- 遠心ポンプの定義に必要な流体の物性情報は以上です。周囲の流体のプロパティは、ソルバーによって自動的にポンプに適用されます。そのため、ポンプが1種類の流体のみに接していることが非常に重要である。
変化方法
流量
流量の入力方法には、一定の値とファンカーブの2種類があります。
一定:
流量の値を入力し、使用する単位を選択します。
ファン カーブ:
流量および圧力ヘッドのデータをテーブルに入力します。この情報は通常、ファン製造元のデータを元に入力します。インポートボタンを使用すると、「.csv」形式のデータを取り込めます。保存ボタンによって、入力したデータが「.csv」 ファイルに保存されます。
回転速度
回転速度はオプションパラメータであり、一定の値のみ入力することができます。