このトピックでは、サポートされる要素タイプ、ファイル拡張子、手順などをサポートされるFEAツール別に説明します。
NASTRAN
- 節点温度と要素の圧力がサポートされます。
- 出力デッキは「.nas」ファイルまたは「.dat」ファイルです。
- Autodesk Simulation CFD からの変換デッキのファイル名には「_newBC」が付加されます。
- サポートされる要素の種類は以下の通りです。
- CTRIA(3節点および6節点の三角形)
- CQUAD(4節点および8節点の四角形)
- CTETRA(4節点および10節点の四面体)
- CHEXA(8節点の六面体)
- CPENTA(6節点の角柱)
- 変換デッキをNastranに取り込み直す場合、現在の荷重セットに新しい荷重が追加されます。
ABAQUS
- 節点温度と要素の圧力がサポートされます。
- 出力デッキは「.inp」ファイルです。
- Autodesk Simulation CFD からの変換デッキのファイル名には「_newBC」が付加されます。
- Patran、Pro/E、FEMAP、I-DEAS、Abaqus CAEにおいて生成されるAbaqusファイルがサポートされます。
- サポートされる要素の種類は以下の通りです。
- 3 次元ソリッド要素: C3D4*、C3D6*、C3D8*、C3D10*
- 軸対称要素: CAX3*、CAX4*、CAX6*、CAX8*
- 2 次元平面ひずみ要素: CP3E*、CPE4*、CPE6*、CPE8*
- 2 次元平面応力要素: CPS3*、CPS4*、CPS6*、CPS8*
- 変換デッキをAbaqusに取り込み直す場合、現在の荷重セットに新しい荷重が追加されます。
Ansys
- Ansysバージョン6.0以上がサポートされます。
- 出力されるデッキは「.ans」ファイルまたは「.cdb」ファイルです。「.ans」ファイルを作成するには、Ansysにおいて「cdwrite」コマンドを使用します。このコマンドは、コマンドラインに入力します。引数は以下の通りです。
CDWRITE オプション、ファイル名、拡張子
「オプション」には「All」を使用します。「ファイル名」にはフォルダを含むファイル名(作業フォルダでない場合)を入力します。デフォルトの拡張子は「cdb」です。あるいは、「ans」という拡張子を入力します。
- 節点温度と要素の圧力がサポートされます。
- サポートされるAnsys要素の種類は以下の通りです。
- PLANE2, 13, 25, 35, 42, 55, 67, 75, 77, 78, 82, 83, 141, 145, 146, 162, 182, 183
- SHELL28, 41, 43, 57, 63, 93, 131, 132, 143, 150, 157, 163, 181
- SOLID5, 45, 46, 62, 64, 65, 69, 70, 72, 87, 90, 92, 95, 96, 97, 98, 117, 122, 123, 127, 128, 142, 147, 148, 164, 168, 185, 186, 187
- Autodesk Simulation CFD では以上の要素のうち線形タイプがサポートされます。また、10 節点 4 面体もサポートされます。その他の非線形タイプのAnsys要素はサポートされません。
- Autodesk Simulation CFD からの変換デッキのファイル名には「_newBC」が付加されます。
- 変換デッキをAnsysに取り込み直す場合、現在の荷重セットに新しい荷重が追加されます。
Pro/Mechanica
- 入力デッキは必要ありません。Pro/Eジオメトリに基づいたすべての解析について、解析と同名の「.fnf」ファイルが自動的に出力されます。
- Pro/Mechanicaモデルに「.fnf」ファイルをインポートします。
- このファイルには温度と圧力が含まれます。
- Autodesk Simulation CFD は、Pro/E 2001 との互換性と、より最新の Pro/Engineer との互換性のために、2 種類の fnf ファイル フォーマットを出力します。
FEMAP
- FEMAP中間ファイルバージョン7.1がサポートされます。
- 節点温度と要素の圧力がサポートされます。
- サポートされる要素の種類は以下の通りです。
- 2(3節点三角形)
- 4(4節点四角形)
- 6(4節点四面体)
- 7(6節点角柱)
- 8(8節点六面体)
- 10 (10 節点四面体)
- 出力デッキは「.neu」ファイルです。
- Autodesk Simulation CFD からの変換デッキのファイル名には「_newBC」が付加されます。
- 変換デッキをFEMAPに取り込み直す場合、現在の荷重セットに新しい荷重が追加されます。
Cosmos/M
- 節点温度と要素の圧力がサポートされます。
- サポートされる要素の種類は以下の通りです。
- 3節点三角形
- 4節点四角形
- 4節点四面体
- 5節点ピラミッド
- 6節点角柱
- 8節点六面体
- 0節点4面体
- 出力デッキは「.gfm」ファイルです。
- Autodesk Simulation CFD からの変換デッキのファイル名には「_newBC」が付加されます。
- 変換デッキをCOSMOSに取り込み直す場合、現在の荷重セットに新しい荷重が追加されます。
- COSMOSworksはGFMファイルの使用をサポートしていません。COSMOSworksを使う別の方法は次の通りです:
- COSMOSでモデルをセットアップし、メッシュ生成します(ダミーの圧力BCを含めます)。
- FEA情報のみ(ジオメトリを含まない)のGFMファイルをエクスポートします。(GFM ファイルと GEO ファイルは基本的には同じものです。拡張子を .gfm から.geo に変更します。)
- GEO ファイルを Geostar で開きます。
- GEOファイルを編集し、ファイルの上部をノード(ND)および要素(EL)が出てくるところまで削除します。
- このファイルを *.GFM として保存し、Autodesk Simulation CFD
- 出力ファイルは、NDおよびEL行を削除(PEL境界条件だけが残る)した後Geostarに戻すことができます。
- Geostarで構造解析を実行します。
I-deas
- バージョン9以降のI-DEASがサポートされます。
- 節点温度と要素の圧力がサポートされます。
- サポートされる要素の種類は以下の通りです。
- 40(平面応力要素)
- 50(平面ひずみ要素)
- 80(軸対象ソリッド)
- 90(薄いシェル要素)
- 110(3次元ソリッド要素)出力デッキは「.unv」ファイルです。
- Autodesk Simulation CFD からの変換デッキのファイル名には「_newBC」が付加されます。
- 変換デッキをI-DEASに取り込み直す場合、現在の荷重セットに新しい荷重が追加されます。