Creo Parametric 2.0 用の新しい CAD 転送(プッシュ)ワークフロー
Simulation Mechanical 2015 (2014 年 4 月)のオリジナル リリースでは、2 つの方法で Creo Parametric 1.0 ファイルを Simulation Mechanical に取り込むことができました。
- プッシュ: プラグイン(またはアドオン)機能を使用して、CAD アプリケーション内から転送を開始します。Simulation Mechanical にモデルを転送するには、CAD プログラムでコマンド(リボン、ツールバー、またはメニュー)を使用します。CAD アプリケーションをシミュレーション ソフトウェアと同じコンピュータにインストールする必要があります。
- プル: Simulation Mechanical 内で[開く]ダイアログ ボックスを使用して、CAD モデルのファイルを選択して開きます。ほとんどの場合、サードパーティ製 CAD アプリケーションを、シミュレーションのコンピュータにインストールする必要はありません。いくつかのアプリケーションでは、モデルをインポートするために Autodesk Inventor サーバを使用するか、ネイティブ CAD トランスレータ(CAD アプリケーションが同じコンピュータにインストールされていると仮定)を使用するオプションがあります。
ただし、Creo Parametric 2.0 ファイルの場合、以前は Simulation Mechanical にモデルをプルする必要がありました。
Simulation Mechanical 2015 R1 リリース(2014 年 8 月)では、Creo Parametric 2.0 からモデルを Simulation Mechanical にプッシュすることも可能になりました。
Simulation Mechanical に Creo 1 または Creo 2 からモデルをプッシュするときは、ネイティブ CAD トランスレータが常に使用されます。Simulation Mechanical に Creo 1 または Creo 2 モデルをプルするときは、CAD 変換に Autodesk Inventor サーバが常に使用されます。ネイティブ CAD トランスレータのオプションは、プル ワークフローでは使用できません。したがって、モデルの変換結果は、どのワークフローを使用するかによって多少異なる場合があります。
元の CAD モデルと解析モデル間の自動調整には、
プッシュ
ワークフローを使用します。しかし、メッシュ生成が困難になるような問題のあるフィーチャがある場合は、プル ワークフローを試してください。
アドインのインストール手順
注: Creo Parametric の CAD 転送アドオンは、手動でインストールする必要があります。このアドオンは、Simulation Mechanical ソフトウェアのインストール時に自動的にはインストールされません。これを実行するには、SimMechConfig.exe を使用します。
- Simulation Mechanical インストール フォルダにある実行可能ファイル SimMechConfig.exe を探します(既定では C:\Program Files\Autodesk\Simulation 20xx)
- インストール プロセスを開始するには、このファイルをダブルクリックします。
- ダイアログ ボックスが開き、使用可能な CAD アドインの一覧が表示されます。
- インストールするかどうかを指定するには、利用可能な各アドインの横にあるチェックボックスを使用します。CAD パッケージがシステム上に存在しない場合は、関連するオプションは無効になります。Creo Parametric (バージョン 1 と 2)では、プラグインのインストールには、[Pro/ENGINEER]オプションを使用します。
CAD 転送(プッシュ)手順
- Creo Parametric で[ツール]リボン タブにアクセスします。
- [ツールキット]パネルに[ツール]プルダウン メニューがあります。
- [ツール]をクリックします。
- [Simulation Mechanical]フライアウト サブメニューにアクセスします。
- [シミュレーションを開始]をクリックします。
- Simulation Mechanical で希望の解析タイプを選択します(自動的に既定の解析タイプを想定するようにプログラムを設定していないと仮定)。その後、モデルが FEA エディタ環境に表示されます。