選択グループは、複数の部品、サーフェス、エッジ、または頂点を単一のグループに分類するのに便利な手段です。グループの作成時に、ブラウザで追加された選択グループの項目を単にクリックすることで、これらのオブジェクト グループを選択できます。たとえば、この機能は、複数の部品またはサーフェスの表示設定をコントロールしたり、複雑なモデルのサーフェス間接触を定義する場合に便利です。Simulation Mechanical 2015 製品の機能強化リリースでは、選択グループの適用性が拡張されました。
選択グループの識別と操作のために、次の 5 つのコマンドの機能が拡張されています。
[CAD 追加項目]
[ボルト]
ボルトが通過する穴を定義する場合、通常、複数のサーフェスが含まれます。さらに、外側のサーフェスがボルト締結の領域で分割されている場合、複数のボルト ヘッドまたはナットの接触サーフェスが存在することがあります。これらのボルト締結サーフェスを定義するために、サーフェス グループを使用できるようになりました。
[CAD 追加項目]
[ジョイント]
ジョイントが作成される穴は、通常、2 つ以上のサーフェスで構成されています。これらのジョイントの穴のサーフェスを定義するために、サーフェス グループを使用できるようになりました。
[デザイン]
[図心作成]
このツールは、1 つのサーフェスまたはサーフェス セットの図心に作図点を作成します。必要に応じて、[図心作成]は、サーフェス セットのすべての点を図心に接続するライン要素(スポーク)も作成できます。[スポーク]オプションが有効になっている場合は、2 番目の図心が作成されるサーフェスおよびライン要素の 2 番目のセットを定義することもできます。2 つの図心およびスポークの 2 つのセットを接続する単一のライン要素が生成されます。[図心作成]サーフェス セットを指定するために、サーフェス グループを使用できるようになりました。
[デザイン]
[接触要素]
このツールは、[1 分配集合]および[2 分配集合]を使用して定義された頂点の 2 つのセット間のライン要素を作成します。ライン要素は接触(ギャップ)要素として使用できますが、トラス、スプライン、バネ、またはその他のタイプのライン要素としても使用できます。
頂点を直接選択するか、対象の頂点を含む部品、サーフェス、エッジ、またはラインを選択することで指定できます。サポートされるエンティティ タイプを含む選択グループを使用して、セット 1 と 2 を割り当てることが可能になりました。
[変更]
[点移動]
複数の頂点が選択されている場合に、このコマンドを使用して、すべての頂点を DX、DY、および DZ 値によって指定される同じ相対距離に移動することができます。移動する点を定義するために、頂点グループを使用できるようになりました。