[表示]タブ

モデルのビューおよび外観を変更したり、将来使用するためにビューを保存することができます。[表示]メニューのほとんどの項目は、FEA エディタ環境および結果環境で選択できます。

[ナビゲーション]パネル

定義済みのビューポイントを選択する

  1. [表示] [ナビゲーション] [方向]をクリックします。
  2. 6 つの直交投影ビューのいずれかを選択するか、[アイソメ ビュー]または[アクソメ ビュー]を選択します。または、[反転表示]を選択して、画面の垂直軸を中心にして現在のビューを 180 度回転します。

カスタム モデル視点の保存やアクセスを行う

表示領域には、[ユーザ定義のビュー]ダイアログ ボックスの[<現在表示>]が表示されます。このビューの名前を変更する場合、現在のビューを保存することもできます。

現在のビューを新しいエントリとして保存する:

  1. 適切な方向のビューで、[表示] [ナビゲーション] [ユーザ設定の表示]をクリックします。
  2. ダイアログ ボックスで[<現在表示>]をクリックします。[改名]ボタンが有効になります。
  3. [改名]をクリックし、適切なビューの名前を入力して[OK]をクリックします。

既存のビューを現在のビューに置換する:

  1. 適切な方向のビューで、[表示] [ナビゲーション] [ユーザ設定の表示]をクリックします。
  2. ダイアログ ボックスで既存のビューをクリックします。[表示を保存]ボタンが有効になります。
  3. [表示を保存]をクリックし、[OK]をクリックします。

ビューにアクセスしたり、ビューを表示する:

  1. [表示] [ナビゲーション] [ユーザ設定の表示]をクリックします。
  2. ダイアログ ボックスで既存のビューをクリックし、[表示を適用]をクリックします。
  3. [OK]をクリックします。

モデルの視点を回転する

表示領域でモデルを回転するには、次の手順を実行します。

  1. [表示] [ナビゲーション] [オービット]をクリックします。
  2. アクティブなウィンドウ内の任意の位置をクリックします。マウス ボタンを押し続けます。
  3. 画面上でカーソルをドラッグして、目的の方向になるようモデルを回転します。
ヒント:
  • モデルが回転する点を定義できます。アクティブなウィンドウを右クリックします。頂点を選択している場合、[頂点で回転]を選択すると、頂点を回転の中心として定義できます。[モデルの中心で回転]を選択すると、モデルの図心を中心にして回転できます。[指定回転中心]を選択すると、回転の中心点の座標を指定できます。
  • [オプション] [マウス オプション]で定義したマウス ボタンを使用して、モデルを回転することもできます。
  • 全体座標系の 1 つの軸のみを中心に回転するには、[X]、[Y]、[Z]キーのいずれかを押しながら、モデルを回転します。
  • キーボードの矢印キーを使用して、画面の直交軸を中心にモデルを回転することができます。左右の矢印キーを押すと、モデルは垂直軸を中心に回転します。上下の矢印キーを押すと、モデルは水平軸を中心に回転します。[S]キーを押しながら矢印キーを押すと、モデルは画面に対して法線方向の軸を中心に回転します。[X]、[Y]、[Z]キーを押すと、X 軸、Y 軸、または Z 軸を中心に回転します。矢印キーを押すごとに、[ツール] [オプション] [図形] [回転増分]で指定した角度だけビューが回転します。
  • モデルの回転時にシェーディング モデルを表示するかワイヤフレームを表示するかをコントロールするには、FEA エディタ環境で [オプション] [設定] [モデル移動時]を選択します。結果環境の場合は、[結果オプション] [表示] [モデルの移動時はシェーディングなし]を選択します。

[拘束オービット]: この代替ツールを使用すると、モデルの視点が垂直軸を中心に回転するようにを拘束されます。既定では、Z 軸は垂直方向を示し、[上面]ビューは +Z 方向から見下ろす視点になります(「[オプション]ダイアログ ボックス」セクションの「[表示オプション]タブ」ページを参照してください)。

ビューを動的にズームする

モデルを拡大または縮小するには、次の手順を実行します。

  1. [表示] [ナビゲーション] [ズーム] [ズーム]をクリックします。
  2. アクティブなウィンドウ内の任意の位置をクリックします。マウス ボタンを押し続けます。
  3. カーソルを上下に移動して、拡大または縮小します。上方向に移動した場合の動作が拡大になるのか縮小になるのかは、 [オプション] [マウス オプション]で定義します。[マウス オプション]では、マウスを使用してズームする場合の代替キーの組み合わせも定義します。

    別のズーム方法として、マウス ホイールと[Shift]キーを押しながら、画面上でカーソルをドラッグすることもできます。また、マウス ホイールを回転して拡大または縮小することもできます。

長方形を使用してビューをズームする

モデルを拡大または縮小するには、[表示] [ナビゲーション] [ズーム] [窓]をクリックして、長方形の対角コーナーを定義します。

[Ctrl]キーを押しながらクリックすると、長方形の中心とコーナーが定義されます。

ビューを動的に画面移動する

モデル ビューを画面移動するには、次の手順を実行します。

  1. [表示] [ナビゲーション] [画面移動]をクリックします。
  2. アクティブなウィンドウ内の任意の位置をクリックします。マウス ボタンを押し続けます。
  3. カーソルをドラッグして、モデル ビューを画面移動します。

    [オプション] [マウス オプション]で定義したマウス ボタンを使用して、モデルを画面移動することもできます。

前および次のモデル ビュー

モデルの前の視点を表示するには、[表示] [ナビゲーション] [前のビュー]をクリックします。[表示] [ナビゲーション] [次のビュー]をクリックすると、より最近の視点に戻ります。

モデルを窓にズームする

画面にモデル全体を表示するには、[表示] [ナビゲーション] [全体表示]をクリックします。モデルの方向は変わりません。

その他のナビゲーション コマンド

  • [基点を設定]: ズームおよび回転モードの中心点を定義します。このコマンドをクリックしてから、目的の基点の位置にあるモデルをクリックします。[Esc]を押すと、コマンドが終了します。
  • [全体表示]: モデル全体(表示されているサーフェス、線、作図点)を画面領域にフィットさせます。
  • [現在の選択で固定]: 1 つまたは複数のオブジェクトを選択し、このコマンドをクリックすると、選択したオブジェクトを基準にして窓ズームが固定されます。非アクティブにするには、このコマンドを再度クリックします。有効な場合、モデルの視点を変更するために ViewCube をドラッグする際には、選択した項目の中心が基点になります。ViewCube の上の[ホーム]アイコンの横に南京錠のアイコンが表示されます。また、視点を変更する際には、事前に定義されたビュー([表示] [ナビゲーション] [方向])で選択した項目を画面にフィットさせます。
  • [操作ホイール]: このコマンドを使用すると、さまざまな[操作ホイール]ツールにアクセスできます。
注: リボンの[表示]タブの[ナビゲーション]パネル内のコマンドの多くは、[ナビゲーション バー]からも使用できます。

[外観]パネル

モデルの着色方法をコントロールする

Simulation Mechanical では、色の標準パレットは、部品、サーフェス、レイヤ、またはエンティティの辺数に関連付けられています。ただし、インポートされたモデルを構築するために使用する CAD パッケージで定義された部品またはサーフェスの色は、Simulation Mechanical の色を無視します(サポート対象のアプリケーションと CAD 形式の場合)。

部品の色は、FEA エディタのブラウザで部品の見出しを右クリックし、[編集] [色]を選択すると優先させることができます。ここで定義された色は、結果環境での部品の色にも影響します(結果コンターが表示されていない場合)。

照明は、モデルの色の暗さまたは明るさに影響します。パラメータは、[オプション]ダイアログ ボックスの[図形]タブにリストされる項目から[照明]を選択することによって定義されます( [オプション] [図形] [照明])。

作図オブジェクトの色は、 [オプション][スケッチ描画]の設定に従います。

FEA エディタ環境で色を設定する:

FEA エディタ環境では、モデルの色の基本を変更するには、[表示] [外観] [表示色]をクリックします。色の基本として、図形部品、サーフェス、レイヤ、または辺数の中から選択します。

また、FEA エディタ環境では、サーフェス(つまり要素面)のシェーディングに対して 2 つの異なる動作を選択することができます。下記に示すように、色は[CAD 表面]オプション([表示] [外観] [CAD 表面])が有効かどうかによって異なります。このオプションは、CAD ベースのモデルの場合にのみ使用できます。

  • [CAD 表面]オプションが有効な場合:

    [表示色]設定(部品、サーフェス、レイヤ)に基づき、メッシュ ラインと要素面は同じ色になります。メッシュ ライン表示のコントラストを提供するために、異なる明るさまたは暗さが使用されます。各項目の色は、サーフェスまたはエンティティの部品番号によって、またはインポートした CAD モデルではカラーデータによって決定されます(サポートされている場合)。

  • [CAD 表面]オプションが無効な場合:

    メッシュ ラインは、上記の説明と同じ方法で色が設定されます。デフォルトでは、要素面はグレースケールで表示されます。シェーディングは、ライトの方向に対するサーフェスの方向によって異なります。[オプション]ダイアログ ボックスの[FEA エディタ]タブにある[デフォルトシェーディング]ドロップダウン セレクタを使用して、このシェーディングの色をカスタマイズできます( [オプション] [FEA エディタ] [デフォルト シェーディング])。

注:

  • ほとんどの場合、両者の設定に大きな違いはありません。モデルの曲率に対してメッシュが粗い場合は、CAD 表面を表示すると形状がより滑らかに表示されます(切り子面にならない)。ただし、一部のメッシュ ラインが CAD ソリッドの体積の外側に表示される場合があります。一部のメッシュ ラインが CAD のサーフェスの下で非表示になることがあります。
  • [CAD 表面]オプションを有効にするとサーフェスの選択が簡単になります。サーフェスを選択する場合は、サーフェス上の任意の位置をカーソルでクリックします。このオプションがオフの場合、サーフェスを選択するには、サーフェスに属するメッシュ ラインをクリックする必要があります。
  • この設定は、中立面メッシュを表示する場合に大きな影響を及ぼします。[CAD 表面]オプションがアクティブになっている場合、CAD モデルは表示されますが、中立面メッシュはソリッドの内側にあるため表示されません。中立面メッシュを表示するには、このオプションを無効にする必要があります。
  • [表示色]オプションが[レイヤ]または[辺]に設定されている場合、要素面の色は常に [デフォルト シェーディング]の設定に従います。
  • 辺ベースの色が表示されている場合([表示] [外観] [表示色] [辺])、許容可能な辺 ラインの色は部品番号に基づいて決まります。特別なケースとして、オレンジまたは青の辺 ラインはそれぞれ「一致しない辺」と「複数に一致する辺」を示します。

結果環境で色を設定する:

結果環境で部品またはメッシュの色設定を変更するには、 [オプション] [結果] [部品とメッシュのオプション]をクリックします。

部品とメッシュの色設定に対し、CAD モデルまたは FEA エディタのいずれかで定義された色の使用を選択することができます([部品色を使用]オプション)。また、すべての部品に対し、色を優先するよう選択することもできます([この色を使用]オプション)。いずれの場合でも、これらの設定は、結果環境におけるモデルの表示のみに影響します。

これらの基本設定を 現在の モデル部品およびメッシュに対して変更することも、これから作成する デフォルトの 色を再定義することもできます。

結果コンターが表示されると、定義されている部品の色ではなく、コンター プロットが表示されます。

[表示設定]パネル