初期速度は、解析の初めにモーションが発生するパーツをシミュレートする場合に使用します。
初期速度は、並進速度または回転速度のいずれかです。
初期速度は、解析全体において維持されません。解析の初めのみに適用されます。パーツの速度は、外部力によって遅くなったり、速くなったりします。(速度を維持したり、時間関数に対して速度を指定する場合は、強制変位を使用します。)
初期速度の適用
パーツを既に選択している場合は、表示領域を右クリックして、[追加]プルアウト メニューを選択できます。[初期速度]コマンドを選択します。
並進および/または回転速度のコンポーネントを[並進量]および[回転量]セクションで指定します。回転速度を適用する場合は、パーツの回転の中心となる点を[回転中心]セクションで指定します。
回転は、指定した回転点周りの指定した軸方向における右手の法則に準拠します。例えば、(3, 12, 32) を中心とし、YZ 平面にあるギアは、X の[回転速度]および(-, 12, 32)の[回転中心]を持ちます。回転は X 方向周りであるため、中心点の X 座標は重要ではありません。正の値によって、YZ-右表示から見て、反時計回りにギアが回転します(X 軸はユーザの方向を指します)。