応答スペクトル(モード法)解析は、エンジニアが地震のような不意の力や衝撃に対する構造応答を測定する場合に使用します。
地震が発生すると、構造物が地面と接している部分で激しい振動がその構造物に伝わります。安定した構造物を設計するためには、応答スペクトル(モード法)解析と、測定機器で収集された過去の地震のデータとを組み合わせて使用します。エンジニアは過去に実際に発生した地震に対して構造物がどのように応答するかを割り出し、新しい設計を検討することができます。
また、応答スペクトル(モード法)解析は、原子力発電所用の各種パーツ(原子炉パーツ、ポンプ、バルブ、パイプ、冷却器など)の設計にも利用できます。応答スペクトル解析(モード法)では、米国原子力規制委員会によって推奨されている方式を採用しています。
応答スペクトル解析を実行する一般的な手順は次のとおりです。
[変更]
[タイプ]
[線形]
[応答スペクトル解析])
[解析]
[シミュレーションを実行])。
[解析指定]
[結果]を使用して、各固有値解析に対する応答と解析結果とを切り替えることができます。[結果オプション]
[荷重ケース オプション]
[荷重ケース]を使用すると、各固有値解析での応答を表示できます。スペクトルが複数方向に割り当てられている場合は、[結果オプション]
[解析指定]
[スペクトル成分]を使用して、表示する方向を選択できます。変位の解析結果は地盤励起(入力スペクトル)を基準にしている点に留意してください。