サーバのメンテナンス(パート 1): Vault をバックアップする

Vault データのバックアップは必須です。次の方法を使用して、Vault のバックアップを取ることを推奨します。

Vault をバックアップする

バックアップ スケジュールを生成する

Microsoft Windows のタスク スケジューラを使用してバックアップを自動化する

  1. Backup.txt という名前のテキスト ファイルを作成します。
  2. 以下のテキストを挿入します。

    @ECHO OFFREM DELETE B AND CASCADE A BACKUP SUBDIRECTORIESRMDIR /Q /S "C:\Backup\Vault\B"REN "C:\Backup\Vault\A" "B"REM CREATE A NEW DIRECTORY FOR THE BACKUPMKDIR "C:\Backup\Vault\A\"REM START THE BACKUP PROCESS (THIS IS ONE LINE OF TEXT)"C:\Program Files\Autodesk\Data Management Server 2009\ADMS Console\Connectivity.ADMSConsole.exe" -Obackup -B"C:\Backup\Vault\A" -VUadministrator -VP[YourPassword] -S

  3. 上記のテキスト ファイルの名前を Backup.bat に変更し、同ファイルをバッチ ファイルへと変換します。
  4. 注: マルチサイト環境をバックアップする場合は、プライマリ サーバにローカルでバックアップしてください。

テープのバックアップを作成する

    テープ バックアップ システムを使用して Vault をバックアップするには、さまざまな方法があります。Server Console のバックアップ ツールを、お使いのテープ バックアップ計画と統合することをお勧めします。多くのシステムでは、テープ ジョブを実行する前後に、特定のスクリプトを実行できます。テープ バックアップ システムを使用して Vault をバックアップするには、同ジョブの前後で以下のスクリプトを使用します。

    注: バックアップ ソフトウェアを使用して SQL データベースやファイル保存場所を直接バックアップすることは推奨していません。この方法では、Autodesk Vault Server の新規リリースへのマイグレーションや、新規マシンでの Vault のリストアが困難になるためです。また、主なテープ バックアップ システムで利用可能な「生の」バックアップ プラグインを使用して SQL Server をバックアップしないでください。ファイル保存場所と SQL データが互いに完全に同期していることを確認します。これに失敗すると、データが利用できなくなる場合があります。
  1. テープ バックアップ ジョブを開始する前に、次のスクリプトを実行します。

  2. @ECHO OFF REM THIS WILL STOP THE WEB SERVER AND "CYCLE" THE SQL SERVER REM PROVIDING THE BEST RESULTS FOR BACKING UP THE VAULTIISRESET /STOPNET STOP MSSQL$AUTODESKVAULTNET START MSSQL$AUTODESKVAULTREM START THE BACKUP PROCESS (THIS IS ONE LINE OF TEXT)"C:\Program Files\Autodesk\Data Management Server 2009\ADMS Console\Connectivity.ADMSConsole.exe" -o backup -B"C:\Backup\Vault\A" -VUadministrator -VP -S
  3. テープ バックアップ ジョブを完了した後に、次のスクリプトを実行します。@ECHO OFFREM DELETE THE BACKUP SET AFTER THE TAPE SET COMPLETESRMDIR /Q/S C:\Backup\Vault\A"REM START THE WEB SERVERIISRESET /START
  4. テープ バックアップを検証する: お使いのバックアップ セットが正しくリストアされることを確認するために、バックアップとバックアップ手順の両方をテストします。Autodesk Vault Server を個別のコンピュータにインストールすることをお勧めします。Autodesk Vault Server Console の[復元]コマンドを使って、データの完全なリストアが行えるかテストします。