ASP ステータスチェック

Autodesk Vault サーバをインストールするために、ASP.NET が正しく設定されているかどうかを確認します。チェックでは、3 つの ASPX のテストを実行します。この問題を解決するには、以下のエラーメッセージを確認し、対応する修正処置を実行します。

注: 一部のファイアウォールが原因でこのチェックに失敗する場合があります。ファイアウォールの設定に関する詳細については、「既知のファイアウォールの確認」を参照してください。

ASP ステータスチェックについて実行するテストのレベルは 4 つあります。テストのレベルごとに、関連する特定のエラーメッセージが発行されます。

1. MSI Web サービスのインストール

テスト MSI ファイルを見つけることができません。インストールのファイルが欠落しています。続行するには、新しいメディアが必要です。
テスト msi のインストール中に ASP ステータスチェックが失敗しました。
ASP .Net テストインストールは、x ファイルを見つけられませんでした。テスト msi ファイルのインストール中にエラーが発生しました。管理者のアクセス権を持っており、IIS が適切にインストールされていることを確認してください。

2. スタティック HTTP ファイルへのアクセス

URL 「http://localhost/TestASP/TestASPNetStatic.txt」の http スタティックファイルへのアクセスに失敗しました。
ファイル "http://localhost/TestASP/TestASPNetStatic.txt" の内容は xxx ですが、予期されたのは yyy です。スタティックファイルへの HTTP アクセスに失敗しました。IIS をインストールした結果、ユーザは仮想フォルダからファイルにアクセスできなくなっています。これは、IIS が適切にインストールされていないか、IIS 仮想フォルダへのアクセスが制限されていることが原因で発生する場合があります。Internet Explorer のアドレスバーに、http://localhost と入力します。アクセスが拒否されたり、ページが見つからない場合、最も一般的な原因として、既定の Web サイトへの読み取りアクセスが許可されていないことが考えられます。

Windows 8、8.1、Server 2012、Server 2012 R2

管理者用コマンドプロンプトを起動します。
コマンド %windir%\system32\DISM.exe /Online /Enable-Feature /FeatureName:IIS-ASPNET45 /All /quiet /NoRestart を実行します。
コマンドの実行が完了すると、インストレーションのプリチェック画面で[再テスト]をクリックします。

Windows Server 2008 および Windows 7

IIS 6 管理互換サービスがインストールされていることを確認します。

Windows の[コントロールパネル]で、[プログラムと機能]をダブルクリックします。
ダイアログボックスの左側で、[Windows の機能の有効化または無効化]を選択します。
[インターネットインフォメーションサービス]オプションを展開します。
[IIS 6 管理互換]オプションを展開し、すべてのサブオプションのチェックボックスをオンにします。

3. ASPX へのアクセス

ASPX ファイルを次の URL で実行できませんでした: "http://localhost/TestASP/TestASPNet.aspx"テスト ASPX を適切に実行できませんでした。ASP.Net フィルタを再登録してください。コマンドラインで、c:¥windows¥microsoft.net¥framework¥v4.0.30319¥aspnet_regiis -i -enable と入力します。
64 ビット版のオペレーティングシステムの場合、次のように入力します。
c:¥windows¥microsoft.net¥framework64¥ v4.0.30319¥aspnet_regiis -i -enable
注: 64 ビット版の OS の場合、32 ビットモードが有効になっていないことを確認します。

Windows Server 2008 x64 または Windows 7 x64 の場合、[DefaultAppPool]を右クリックし、[詳細設定]を選択します。[32 ビットアプリケーションの有効化]が[False]に設定されていることを確認します。
また、次の手順を実行して、既定の Web サイトが ASP.NET バージョン 4.0 を使用しているかどうかも確認してください。
Windows Server 2008 または Windows 7
1. Windows の[コントロールパネル]を開き、[システムとメンテナンス]をダブルクリックします。
2. [管理ツール]をダブルクリックします。
3. [管理ツール]で、[インターネットインフォメーションサービス]をダブルクリックします。
4. [インターネットインフォメーションサービス]ダイアログボックスで、ローカルコンピュータを展開し、[アプリケーションプール]を選択します。
5. [DefaultAppPool]を右クリックし、[基本設定]を選択します。
6. [.NET Framework バージョン]ドロップダウンで[.NET Framework v4.0.30319]を選択します。
7. [OK]をクリックします。
ASPX ページがテンポラリファイルを次のフォルダに書き込めませんでした: xxxエラーメッセージに指定されたフォルダにナビゲートし、書き込みアクセス権を許可します。サーバオペレーティングシステムでは、ASP.NET v4.0 の Web サービスの拡張を有効にする必要があります。この設定を Microsoft Windows サーバオペレーティングシステムで変更するには、[マイコンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択します。[コンピュータの管理]ウィンドウで、[サービスとアプリケーション] > [インターネットインフォメーションサービス] > [Web サービスの拡張] を展開します。

4. Web サービスへのアクセス

ASP ステータスチェック Web サービスの呼び出しで例外が発生しました。
ASPX Web サービスの呼出しの失敗。最も一般的な原因としては、既定の Web サイトに対して ASP.NET 4.0 が設定されていないことが考えられます。

ASP ステータスチェックエラーを解決する

上記のエラーをまったく修正できない場合は、.NET Framework 4.0 の再インストールが必要になる場合があります。

次に概説したソリューションを実行する前に、ASP 関連のチェックで対応が必要な問題が他にないことを確認してください。他の ASP チェックで操作が必要な場合、まずそれらの問題を解決してから[再チェック]をクリックしてください。他の ASP 関連の問題を先に解決することにより、この問題が解決する場合があります。