[インバース キネマティック](Inverse Kinematics)ロールアウト

[インバース キネマティック](Inverse Kinematics)ロールアウトには、選択した階層に適用する IK ソルバを基にしたさまざまなコントロールが表示されます。IK ソルバは[アニメーション](Animation)メニューを使用して階層に適用します。

HD IK ソルバを IK チェーンに適用すると、[インバース キネマティック](Inverse Kinematics)ロールアウトに後述のコントロールが表示されます。

[インバース キネマティック](Inverse Kinematics)ロールアウトは、インタラクティブ IK および適用された IK、更に HD ソルバ(履歴従属)にもコントロールを提供します。[IK 適用](Apply IK)を使用して、IK ソリューションの計算を行い、IK チェーン内のすべてのオブジェクトに対する変換キー(移動、回転)を生成します(IK チェーンには、従属オブジェクトが必要)。既定値では、キーはフレームごとに作成されます。

手順

インタラクティブ IK を使用するには:

  1. オブジェクトの階層を作成します。

    ボーンを使用する場合は、ボーンの作成時に[子に割り当て](Assign to Children)がアクティブになっていないことを確かめます。

  2. チェーンの先端を 選択します。
  3. [階層](Hierarchy)パネル [IK]ボタンに移動します。
  4. [インバース キネマティック](Inverse Kinematics)ロールアウトを上にスクロールします。
  5. [インタラクティブ IK](Interactive IK)ボタンをクリックします。
  6. タイム スライダを進め、チェーンの先端を移動します。
  7. [インタラクティブ IK](Interactive IK)をオフにし、フォワード キネマティックを実行します。

適用された IK を使用するには:

  1. HD ソルバを階層に追加します。
  2. IK 構造内のオブジェクトを従属オブジェクトにバインドします。
  3. 従属オブジェクトをアニメートします。
  4. IK 構造内の任意のオブジェクトを 選択します。
  5. [階層](Hierarchy)パネルで[IK]ボタンをクリックし、[インバース キネマティック](Inverse Kinematics)ロールアウトを展開します。
  6. [IK 適用](Apply IK)ボタンをクリックします。
    ヒント: [開始フレーム](Start Frame)と[終了フレーム](End Frame)がアニメーションの長さと一致していることを確認します。

インタフェース

インタラクティブ IK

IK ソルバを適用したり、従属オブジェクトを使用したりすることなく、階層の IK マニピュレーションを実行できます。

IK 適用

アニメーションの各フレームに対する IK ソリューションの計算を行い、IK チェーン内のすべてのオブジェクトの変換キーを作成します。バー グラフがプロンプト ライン上に表示され、計算の進行状況を示します。

キーにのみ適用

いずれかのエンド エフェクタに存在しているキーフレームに対して、IK ソリューションを計算します。

ビューポートを更新

ビューポート内のフレームに、[IK 適用](Apply IK)フレームの進行状況を表示します。

アニメーション キーをクリア

IK を適用する前に、選択された IK チェーン内のすべての移動および回転キーを削除します。

[開始フレーム](Start Frame)、[終了フレーム](End Frame)

適用された IK ソリューションを計算するフレームの範囲を設定します。[IK 適用](Apply IK)の既定値の設定では、IK はアクティブ タイム セグメントのすべてのフレームに対して IK ソリューションを計算します。