NURBS モデルのソフト選択コントロールは、編集可能メッシュ オブジェクトのソフト選択コントロールに似ています。ソフト選択コントロールは、「マグネット フィールド」に囲まれているかのようにポイントや CV を動作させます。このフィールドで選択していないポイントまたは CV は、選択したポイントや CV を移動する間は、滑らかに描かれます。
この機能を使用して、カーブまたはサーフェスのポイントや CV を刻むことができます。たとえば、卵の中に球を描いたり、丘や谷に平面をなだらかに湾曲させることができます。
ソフト選択をしようすると、1 つの頂点を選択することによって他の頂点を移動できます。
ポイントおよび CV サブオブジェクトの[ソフト選択](Soft Selection)ロールアウトには、この機能に使用するコントロールがあります。既定値では、[ソフト選択](Soft Selection)チェック ボックスのチェックマークは付いていません。
作業を始める前に、サーフェス上の CV やポイントの個数を増やしておく必要があります。これによって、より滑らかで複雑に作り直す効果が表れます。
単一のポイントや CV は多くの目的で十分機能します。滑らかにサーフェスを起伏させるためには、単一の軸に沿ってポイントや CV を移動するのが最も有効です。ポイントや CV が複数の場合も、[回転](Rotate)や[スケール](Scale)が使用できます。
このチェック ボックスにチェックマークを付けた場合、ポイントまたは CV 変換がカーブやサーフェスの領域に影響します。
このチェック ボックスにチェックマークを付けると、変換が該当するカーブやサーフェス上のポイントまたは CV に影響するだけでなく、NURBS オブジェクトのフォールオフ領域全体のポイントまたは CV に影響します。
(ポイント カーブおよびポイント サーフェスのみ)このチェック ボックスにチェックマークを付けると、変換の効果は隣接する同じ種類のポイントに限定されます。すなわち、カーブ ポイント、サーフェス ポイント、独立ポイントのいずれかです。
このカーブ表示によって、[ソフト選択](Soft Selection)の機能の仕方が示されます。カーブの設定を実験し、それを取り消して、同じ選択に対して別の設定を試してみることができます。
領域を定義する球の中心からエッジまでの距離(現在の単位での数値)です。ジオメトリのスケールに応じて、よりゆるやかな傾斜にするために、できるだけ高いフォールオフ値を設定してください。既定値は 20 です。
左: フォールオフは 20(既定値)
右: フォールオフは 40
垂直軸に沿ってカーブの最高部を起伏させます。領域の相対的な「鋭さ」を設定してください。負の値の場合、尖端の代わりにクレーターが生成されます。0 (ゼロ)に設定すると、ピンチはこの軸に沿って滑らかなトランジションを生成します。既定値は 0 です。
左: ピンチは 0.5
右: ピンチは 2
[フォールオフ](Falloff)と[バブル](Bubble)はそれぞれ既定値
カーブを垂直軸に沿って拡張または収縮させます。領域の相対的な「ふくらみ」を設定してください。ピンチによってバブルの固定開始ポイントが限定されます。ピンチを 0 に設定し、バブルを 1.0 に設定すると、最も大きくて滑らかなバルジが生成されます。バブルに負の値を設定すると、カーブの最低部がサーフェスの下に移動します。領域のベースを囲んで「谷」が生成されます。既定値は 0 です。
左: バブルは 1
右: バブルは 6
[フォールオフ](Falloff)と[ピンチ](Pinch)はそれぞれ既定値