[カラー上書き/レイ タイプ切り替え](Color Override/Ray Type Switcher)(mental ray)

さまざまなタイプのレイで異なる結果を返すことができます。

• マテリアル エディタ > マテリアル/マップ ブラウザ > [マップ](Maps) > [mental ray] > [カラー上書き/レイ タイプ切り替え](Color Override/Ray Type Switcher)
注: mental ray シェーダは、アクティブなレンダラーがサポートしている場合にのみ、ブラウザに表示されます。

「目のレイ」がプライマリ レイで、他のレイ タイプはセカンダリ レイとみなされます。

注: レイ トレースでは、「アイ レイ」がカメラから直接レイを投じて、イメージをレンダリングします。1 つのアイが最終イメージでピクセルごとに投じます。

このシェーダの使用例としては、レイ タイプに応じて異なる環境を指定する場合です。

• 目のレイでは、フォトグラフィック バックグラウンド プレート(シーンのバックグラウンド)が使用されます。
• 反射レイでは、球状の高解像度環境が使用されます。

  [反射](Reflections)シェーダを指定すると、レンダラーでシーンをレイトレースする必要をなくすことで、レンダリング時間を高速化することができます。

• [ファイナル ギャザー](Final Gather)レイでは、シーンに照明を当てるために適切なシェーダが使用されます。

[カラー上書き/レイ タイプ切り替え](Color Override/Ray Type Switcher)の別の使用方法としては、シーン内のカラー ブリーディングを除去する場合があります。

床の木目グレインにより、カラー ブリーディングが壁の上に、特にシーンの右側で発生します。

この解決方法は、[カラー上書き/レイ タイプ切り替え](Color Override/Ray Type Switcher)を使用して、拡散反射光マップをワイヤリングすることです。これにより、[目のレイ](Eye Rays)だけがこの影響を受けます。

[カラー上書き/レイ タイプ切り替え](Color Override/Ray Type Switcher)では、ビットマップの効果を[目のレイ](Eye Rays)のみに限定します。

ビットマップが[目のレイ](Eye Ray)だけに影響を与える場合、カラー ブリーディングは発生しません。

注: さまざまなマテリアルが含まれた、いくつかのサーフェスによりカラー ブリーディングが発生する場合、カラー ブリーディングを除去するために、処理と試行がさらに必要になる場合があります。

インタフェース

[カラー上書き/レイ タイプ切り替えパラメータ](Color Override/Ray Type Switcher Parameters)ロールアウト

既定

既定値のシェーダを設定します。別のレイ タイプでシェーダを明示的に指定していない場合、このシェーダが使用されます。

目のレイ

目のレイに使用されるシェーダを設定します。

ハッチング透過性

透過性に使用されるシェーダを設定します。

反射

反射に使用されるシェーダを設定します。

屈折

屈折に使用されるシェーダを設定します。

影による表示

影に使用されるシェーダを設定します。

[環境および間接光上書き](Environment & Indirect Illumination Override)ロールアウト

ファイナル ギャザリング

[ファイナル ギャザー](Final Gather)に使用されるシェーダを設定します。

フォトン

フォトンに使用されるシェーダを設定します。

環境

環境に使用されるシェーダを設定します。[目のレイ](Eye Ray)シェーダとは異なります。自身のシェーダが割り当てられない場合にセカンダリ レイとして使用されます。