ここでは、[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウを使用する手順について説明します。
[スケマティク ビュー](Schematic View)で階層を作成するには:
- ビューポートで作業対象のオブジェクトを選択します。
- [選択図形ズーム](Zoom Extents Selected)を使用して、これらのオブジェクトを[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウに表示します。
- スケマティク ビューのツールバーで
([コネクト](Connect))をクリックします。 - [スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウで、子オブジェクトを親オブジェクトにドラッグします。カーソルの移動に伴って、点線が表示されます。クリックすると、リンクが設定されます。
階層モードの場合、リンクを作成すると、親の下に子がインデントされたリストとして表示されます。
スケマティク ビューでコントローラを割り当てるには:
- スケマティク ビューのツールバーで、[表示フロータ](Display)をクリックします。
表示フロータが表示されます。表示フロータを使用すると、[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウに何を表示するかを制御できます。
- 表示フロータの[リレーションシップ](Relationships)グループで、[コントローラ](Controllers)をクリックします。[エンティティ](Entities)領域でも、[コントローラ](Controllers)をクリックします。
ボタンがへこんだように表示され、アクティブになっていることを示します。[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウに、変換が表示されます。
- [スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウで、コントローラを割り当てるオブジェクトの変換を選択します。
- 変換を右クリックし、クアッド メニューの編集から[コントローラを割り当て](Assign Controller)を選択します。
- 適用するコントローラをリストから選択し、[OK]ボタンをクリックします。
スケマティク ビューでパラメータをワイヤリングするには:
- 表示フロータの[リレーションシップ](Relationships)領域で、[パラメータ ワイヤ](Param Wires)をオンにします。
- [スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウで、ワイヤリング対象のオブジェクトを 1 つ選択します。
- 選択したオブジェクトを右クリックし、[ワイヤ パラメータ](Wire Parameters)を選択します。
- 表示されるポップ アップで、ワイヤリングするコンポーネントを選択します。たとえば、変換パラメータまたはオブジェクト パラメータのどちらかを選択します。
- もう一方のワイヤリング対象のオブジェクトにドラッグします。
- 再び表示されるポップ アップで、ワイヤリングするコンポーネントを選択します。
- [パラメータ ワイヤリング](Wire Parameters)ダイアログ ボックスが表示されます。必要な選択を行い、ワイヤを接続します。
- 作成されたワイヤリングは、スケマティク ビューでそのワイヤをダブルクリックすると編集できます。
スケマティク ビューのレイアウトを保存するには:
- 気に入ったレイアウトができたら、ツールバーの[基本設定](Preferences)ボタンの右にあるスケマティク ビュー名の編集ボックスにレイアウトの名前を入力します。
- [スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウを閉じます。
- 保存したビューをロードするには、[グラフ エディタ](Graph Editors)
[保存されたスケマティク ビュー](Saved Schematic View)で表示される履歴リストからスケマティク ビューを選択します。
バックグラウンド イメージを追加するには:
- スケマティク ビューの[オプション](Options)メニューから[基本設定](Preferences)を選択します。
- [バックグラウンド イメージ](Background Image)領域の[ファイル:](File:)ボタンをクリックし、ファイル ブラウザを起動します。
- [入力するイメージファイル名を参照](Browse Images for Input)ダイアログ ボックスで、使用するビットマップを見つけてハイライト表示し、[開く](Open)をクリックします。
- [スケマティク ビューの設定](Schematic View Preferences)ダイアログ ボックスの[バックグラウンド イメージ](Background)領域で、[イメージを表示](Show Image)にチェックマークを付けます。
[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウに、バックグラウンドのビットマップが表示されます。
ヒント: バックグラウンド イメージをズーム拡大またはパンするには、[ズーム/パンをロック](Lock Zoom Pan)にチェックマークを付けます。
複雑なシーンをナビゲートするには:
- スケマティク ビューを開きます。
- キーボードで [H] を押し、検索するオブジェクトの名前を[オブジェクトを選択](Select Objects)に入力します。オブジェクトを名前で検索するには、[Enter]を押します。
- ウィンドウのナビゲーション ツール領域の
([選択図形ズーム])をクリックします。 [スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウで、オブジェクト ノードがはっきりと表示されます。
- [リスト ビュー](List Views)メニューで、[該当するものを表示](Show Occurrences)を選択します。
[該当するオブジェクトを表示](Object Occurrence)ダイアログ ボックスが表示されます。
このリストはソートできます。見出しのタイトルをクリックすると、その列を基準にソートが実行されます。
注: [該当するオブジェクトを表示](Object Occurrence)は一例です。[リスト ビュー](List View)メニューのどの項目を選択しても、特定の関係に基づいてオブジェクトのリストを表示できます。 - [表示](Views)メニュー(または
をクリック)で[選択範囲にパン](Pan To Selected)を選択します。リストのノードを順にクリックします。 クリックするごとに[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウの表示が更新され、それぞれのノードが表示されます。
この方法を使うと、非常に複雑なシーンのナビゲーションが簡単に行えます。リレーションシップやインスタンスのリストでは、さらにリレーションシップをデタッチしたり、インスタンスを固有にできます。
リスト ビューで[選択範囲にパン](pan)または[領域ズーム](zoom)を使用すると、複雑なシーン内をすばやくナビゲートできます。たとえば、特定のキャラクタ内のすべてのボーンを検索しなければならないとします。
スケマティク ビューのノードを、ビューポートに合わせて配置するには:
- Windows エクスプローラで、¥3dsmax¥scripts¥maxscripttools¥macro_schematicviewtools.mcr を ¥3dsmax¥ui¥macroscripts にコピーします。
- 3ds Max を再起動します。
- [カスタマイズ](Customize)メニューで、[ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize User Interface)を選択します。
- [クアッド メニュー](Quads)パネルをクリックし、リスト ボックスから[Schematic View]というカテゴリを選択します。
- 保存されたスケマティク ビュー プロジェクト 1～13というアクションを、スケマティク ビューのクアッド メニューにドラッグします(どのクアッドでもかまいません)。
- [間隔ツール](Spacing Tool)を、スケマティク ビューのクアッド メニューにドラッグします。
- [グラフ エディタ](Graph Editors)メニューで、[新規スケマティク ビュー](New Schematic View)を選択します。
- 任意のビューポート([パース](Perspective)と[ユーザ](User)以外)で、配置する道具のボーンを選択します。
- [スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウで右クリックし、クアッド メニューから保存されたスケマティク ビュー プロジェクト 1～13を選択します。
「スケマティク ビュー 1～13」という名前の新しいスケマティク ビューに、選択したボーンがビューポートと同じように配置されて表示されます。
ヒント: コンポーネントが重なって表示される場合は、再び右クリックして、クアッド メニューから[間隔ツール](Spacing Tool)を選択します。オブジェクト間の間隔を広げるには、間隔ツールのスライダを右にドラッグします。必要であれば、コンポーネントを移動して配置を調整します。
スケマティク ビューのノードを、ビューポートと同じように配置すると便利な場合があります。これを実行できるスクリプトが用意されています。この例では、キャラクタの道具のボーンを使います。