「バッチ レンダリング」とは、キューに割り当てられた連続する複数のタスクまたはジョブのレンダリング処理のことです。バッチ レンダリングは、監視なしでイメージのレンダリングを行う必要がある場合や、昼や夜のライティングの違いや角度がさまざまに異なる太陽の影の生成をテストするために多数のレンダリングを行いたい場合に役立ちます。さまざまなカメラ ビューポートでプロジェクトがどのように見えるかを確認したいときも使用します。
3ds Max でバッチ レンダリングをセットアップする方法は、いくつか存在します。どの方法を選択する場合でも、バッチ レンダリング ツールを使用するか、Backburner を使ってネットワーク レンダリングを行うか、これらの作業を両方組み合わせて使用する必要があります。
バッチ レンダリングのセットアップ方法は、以下の 3 通りです。
1 個以上のカメラが含まれる MAX ファイルがあり、シーン ステートを保存している場合、複数の異なるカメラ ビューポートをレンダリングするように、カメラ キューをセットアップすることができます。各カメラにシーン ステートが自動的にロードされるように設定すると、モデルを複数の方法でビジュアル化することができます。
単一のプロジェクトまたは複数のプロジェクトを構成するシーンが大量にある場合は、単一のコンピュータでレンダリングを行う場合でも、ネットワーク レンダリングを選択します。カメラがセットアップされていないシーンを使用する場合や、パース ビューポート、フロント ビューポート、レフト ビューポート、ライト ビューポートなどでレンダリングを行う場合も、この方法を選択します。