腕と脚に対するラバーバンド機能の適用

ラバーバンド モードでは、腕と脚のリンクを同時に調整できます。ラバーバンド モードは、スケール変換ではなく移動変換と連携して機能します。ラバーバンド モードで腕または脚を動かすと、リンクと子を一度にスケールできます。

たとえば、上腕に対してラバーバンド機能を適用すると、上腕オブジェクトと前腕オブジェクトのスケールが変更され、肩や手首の位置に影響せずに、ひじのリンクが移動します。時間をかけて指を正しい場所に配置した場合、ラバーバンドによって手に影響を与えずに肘の位置を変更できます。

ラバーバンド機能を使用して、手の位置を変えずに腕のサイズを変更した状態

手順

腕または脚のリンクにラバーバンド機能を適用するには:

  1. [モーション](Motion)パネル [Biped]ロールアウトで、 ([フィギュア モード](Figure Mode))をオンにします。
  2. ラバーバンド機能を適用する腕または脚のリンクを 選択します。
  3. ([選択して移動](Select And Move))をクリックします。
  4. [Biped]ロールアウト [モード](Modes)領域で、 ([ラバーバンド モード](Rubber Band Mode))をオンにします。
    注: このボタンは、フィギュア モードがオンになっていない場合や、上腕か前腕(上脚か下脚)、または重心以外の Biped のパーツが選択されている場合は、使用できません。
    注: [モード](Modes)領域は既定値では非表示です。表示するには、[Biped]ロールアウトの拡張バーをクリックします。
  5. 選択した腕または脚のリンクを 動かします。

    腕や脚のリンクを移動しても、膝や肘の位置が設定されていると、手や足は静止したままです。

ラバーバンドで Biped の重心を調整するには:

  1. [モーション](Motion)パネル [Biped]ロールアウトで、 ([フィギュア モード](Figure Mode))をオンにします。
  2. Biped の重心オブジェクト(骨盤のダイアモンドのような形)を 選択します。
  3. ([選択して移動](Select And Move))をクリックします。
  4. [Biped]ロールアウト [モード](Modes)領域で、 ([ラバーバンド モード](Rubber Band Mode))をオンにします。

    このボタンは、フィギュア モードがオンになっていない場合や、上腕か前腕(上脚か下脚)、または重心以外の Biped のパーツが選択されている場合は、使用できません。

  5. 重心を 移動します。

    ラバーバンド モードがオンになっている間は、重心は Biped の他の部分から独立して移動します。重心の他の部分は同じ位置に保持されます。

    ヒント: Biped のバランスは、[バランス係数](Balance Factor)の値を変更して調整することもできます。[バランス係数](Balance Factor)は、[ボディ水平方向](Body Horizontal)キーが選択されている場合に[キー情報](Key Info)ロールアウトに表示されます。バランス係数は、キーフレームできます。