オブジェクトのクローンを作成するときは、オブジェクトのインスタンスまたは参照を作成できます。 インスタンス オブジェクトに変更を加えると、シーン内の他のインスタンスにも変更が反映されます。参照されるオブジェクトを変更すると、その変更は参照するオブジェクトに影響します。 オブジェクトを個別にすることにより、シーン内の他のオブジェクトに影響を及ぼすことなく、これらのオブジェクトを調節したり、変更を加えることができます。
同様に、モディファイヤを複数のオブジェクトに同時に適用する場合は、モディファイヤは相互のインスタンスなので、いずれかへの変更はすべてに影響します。 オブジェクトでは、モディファイヤを一意にすると、以前のインスタンスに影響を与えずに変更できます。
例: インスタンス化されたモディファイヤで[個別のモディファイヤとして割り当て](Make Unique)オプションを使用するには:
[クローン オプション](Clone Options)ダイアログ ボックスが表示されたら、[オブジェクト](Object)が[コピー](Copy)に設定されていることを確認します。
これで、適用された[ベンド](Bend)モディファイヤ インスタンスを 1 つ持つ 4 つの円柱ができます。
この操作を行うと、[元に戻す](Undo)を使用せずに、いつでもシーンの現在の状態に戻ることができます。
モディファイヤ スタックに、モディファイヤが表示されますが、ジオメトリは表示されません。これは、2 つのオブジェクト間で、後者のほうがインスタンス化されていないためです。
[個別に変更](Make Unique)ダイアログ ボックスが表示され、選択した項目を互いに個別にするかどうかをたずねられます。
この時点で、選択した 2 つの円柱はそれぞれ一意の[ベンド](Bend)モディファイヤを持ちます。一方、残りの 2 つの円柱は元のインスタンス化されたベンドを共有します。各円柱を選択して、[ベンド角度](Bend Angle)設定を変えると、この様子を見ることができます。個別のモディファイヤの 1 つを変更しても、他のオブジェクトには影響しません。一方、インスタンス化したモディファイヤの 1 つを変更すると、モディファイヤのインスタンスがある他のオブジェクトも変更されます。
これで、選択した 2 つの円柱は、[ベンド](Bend)モディファイヤ インスタンスを共有しますが、他の 2 つの円柱が共有しているインスタンスとは別のものになります。それぞれの円柱を選択し、[ベンド角度](Bend Angle)を変えることによって、再度この様子を見ることができます。また、[表示](Views)メニューの[従属関係を表示](Show Dependencies)をオンにすると、4 つの円柱と[ベンド](Bend)モディファイヤ間の関係を見ることができます。
例: インスタンス化されたオブジェクト/モディファイヤの組み合わせで[個別のモディファイヤとして割り当て](Make Unique)オプションを使用するには:
両方の円柱がベンドします。
1 つのオブジェクトの[ベンド](Bend)領域の[角度](Angle)設定または円柱の基本パラメータを変更しても、もう一方のオブジェクトの設定は変わりません。
オブジェクトとモディファイヤ(およびそれらの組み合わせ)をインスタンス化または参照するマスター ノードから論理的に切り離します。
オブジェクトの場合はスタック内のインスタンス化または参照したオブジェクト レベル、モディファイヤの場合はスタック内のインスタンス化または参照したモディファイヤ レベルへ進み、[個別のモディファイヤとして割り当て](Make Unique)をクリックします。
インスタンス化オブジェクト/モディファイヤの組み合わせに、モディファイヤ スタックからモディファイヤまたはオブジェクトを選択します。
2 つ以上のオブジェクトの選択に対して[個別のモディファイヤとして割り当て](Make Unique)をクリックしたとき、ダイアログ ボックスに「選択した項目を他の項目に対して一意にしますか」というメッセージが表示されます。このときオブジェクトを個別のモディファイヤとして割り当てる方法を選択できます。