[ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize User Interface)ダイアログ ボックスの[カラー](Colors)パネルでは、3ds Max インタフェースの外観をカスタマイズできます。ほぼすべてのインタフェース要素の色を調整して、独自にデザインすることができます。
クアッド メニューの色は[カラー](Color)パネルではカスタマイズできません。クアッド メニューの色をカスタマイズするには[拡張クアッド メニュー オプション](Advanced Quad Menu Options)ダイアログ ボックスを使用します。
カスタマイズされたカラー設定は CLRX ファイル形式を使用します。(3ds Max 2013 より前のバージョンでは、カラー ファイルの拡張子は CLR でした。 この形式は、置き換えられました)。
手順
インタフェース要素の色を変更するには:
- [ユーザ インタフェースをカスタマイズ](Customize User Interface)ダイアログ ボックスの[カラー](Colors)パネルを開きます。
- [要素](Elements)ドロップダウン リストから、変更する色のインタフェース要素のカテゴリを選択します。
- [要素](Elements)フィールドの下のリストで、変更する色の要素をハイライトします。
カラー見本に要素の現在のカラーが表示されます。
- カラー見本をクリックし、[カラー セレクタ](Color Selector)ダイアログ ボックスで新しい色を選択します。[閉じる](Close)ボタンをクリックしてカラーを設定します。
ダイアログ ボックスを開いた時点にアクティブだったカラーに戻すには、該当する要素をハイライトして[リセット](Reset)をクリックします。
- 必要に応じて要素の選択とカラーの変更を続けます。
- インタフェースのカラーを変更して終了するには、右上隅の[X]ボタンをクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。
ヒント: 複数のカラーの変更後、すべてのカラーを既定値に戻したい場合は、[ロード](Load)ボタンをクリックして DefaultUI.clr を開きます。
インタフェース
- [要素](Elements)ドロップダウン リスト
- キャラクタ、ジオメトリ、ギズモ、ビューポートなどの上位レベルのユーザ インタフェース グループから選択できます。
- UI 要素リスト
- アクティブなグループの要素を選択できます。 選択すると、そのカラーがリストの右側に表示されます。見本をクリックすると、要素のカラーを変更できます。
ビューポート要素の[ビューポート バックグラウンド グラデーション ボトム](Viewport Background Gradient Bottom)と[ビューポート バックグラウンド グラデーション トップ](Viewport Background Gradient Top)により、バックグラウンド グラデーションを含むビューポートのカラーを指定できます。 このオプションは、パース ビューポートの既定の設定です。
- [スキーム](Scheme)ドロップダウン リスト
- メイン UI カラーを、既定値の Windows カラーに設定するか、カスタマイズできるようにするかを選択できます。 [Windows の標準カラーを使用](Use Standard Windows Colors)をアクティブすると、UI 外観リストの要素はすべて使用不可となり、UI カラーはカスタマイズできません。
Windows Aero などのアクティブな Windows インタフェース テーマを継承するには、[スキーム](Scheme)を[Windows テーマを使用](Use Windows Theme)に設定します。
- UI 外観リスト
- 変更可能なユーザ インタフェースにある要素をすべて表示します。要素をクリックすると、そのカラーがリストの右側に表示されます。見本をクリックすると、要素のカラーを変更できます。
- カラー
- 選択したカテゴリと要素のカラーを表示します。クリックして[カラー セレクタ](Color Selector)を表示し、カラーを変更します。新しい色を選択したら、[すぐにカラーを適用](Apply Colors Now)ボタンをクリックしてインタフェースの色を変更します。
- リセット(Reset)
- ハイライトした要素のカラーを、ダイアログ ボックスを開いた時点にアクティブだった値にリセットします。
- 強度
- グリッド ラインの表示に、グレースケール値を設定します。0 が黒で、255 が白です。
このコントロールは、[グリッド](Grids)要素から[強度による設定](Set by intensity)オプションを選択した場合にのみ有効で、ビューポートのグリッド ラインの強度に影響します。
- 反転
- グリッド ラインの表示のグレースケール値を反転します。ダーク グレーが、ライト グレーに、またはその逆になります。
このコントロールは、[グリッド](Grids)要素から[強度による設定](Set by intensity)オプションを選択した場合にのみ有効です。
- テーマ
- [キャプション](Caption)バーとグラファイト モデリング ツールのインタフェース要素のバックグラウンド カラーを設定します。ドロップダウン リストから[明](Light)または[暗](Dark)を選択します。
- カラー
- 選択した UI 外観項目のカラーを表示します。クリックすると[カラー セレクタ](Color Selector)ダイアログ ボックスが表示され、カラーを変更できます。新しい色を選択したら、[すぐにカラーを適用](Apply)ボタンをクリックしてインタフェースの色を変更します。
- リセット(Reset)
- ハイライトした UI 外観項目を、最初にダイアログ ボックスを開いたときのカラーにリセットします。
- 彩度
- UI の使用可能アイコンあるいは使用不可アイコンの彩度のスケールを設定します。彩度が高ければグレー色は少なくなります。「赤、緑、青/色相、彩度、明度」を参照してください。
このコントロールは、UI 外観リストで[アイコン:無効](Icons: Disabled)がハイライトされている場合にのみ有効です。
- 明度
- UI の使用可能アイコンあるいは使用不可アイコンの明度のスケールを設定します。この値が高いほど、カラーが明るくなります。「赤、緑、青/色相、彩度、明度」を参照してください。
このコントロールは、UI 外観リストで[アイコン:無効](Icons: Disabled)がハイライトされている場合にのみ有効です。
- 透明度
- UI の使用可能アイコンあるいは使用不可アイコンの透明度のスケールを設定します。値が大きくなるほど、アイコンは不透明になります。
このコントロールは、UI 外観リストで[アイコン:無効](Icons: Disabled)がハイライトされている場合にのみ有効です。
- 反転
- UI の使用可能アイコンあるいは使用不可アイコンの RGB 値を反転します。
このコントロールは、UI 外観リストで[アイコン:無効](Icons: Disabled)がハイライトされている場合にのみ有効です。
- コントラスト
- グラフィック ボタンのコントラスト ブーストのスケールを調整します(アイコンのあるボタン)。
このコントロールは、UI 外観リストで[アイコン:無効](Icons: Disabled)がハイライトされている場合にのみ有効です。
コントラストとグラデーション マップは、ボタンの外観を向上させるためのものです。通常、
ame-dark.clr
などの暗いカラー スキームでは既定値が 100 で、
ame-light clr
などの明るいカラー スキームでは 0 です。
- グラデーション マップ
- グラフィック ボタンのカラーグラデーション マッピングのスケールを調整します(アイコンのあるボタン)。
このコントロールは、UI 外観リストで[アイコン:無効](Icons: Disabled)がハイライトされている場合にのみ有効です。
コントラストとグラデーション マップは、ボタンの外観を向上させるためのものです。通常、
ame-dark.clr
などの暗いカラー スキームでは既定値が 100 で、
ame-light clr
などの明るいカラー スキームでは 0 です。
- すぐにカラーを適用
- すべての変更をユーザ インタフェースでアクティブにします。
- ロード
- [カラー ファイルをロード](Load Color File)ダイアログ ボックスを表示します。3ds Max インタフェースで使用するカスタム カラー(CLRX)ファイルをロードできます。
- 保存
- [カラー ファイルを名前を付けて保存](Save Color File As)ダイアログ ボックスを表示します。ユーザ インタフェース カラーに加えた変更を CLRX ファイルに保存できます。
- リセット(Reset)
- 既定値の設定(defaultui.clrx)に戻します。