ベクトル マップを使用すると、アニメーションなどのベクトルベースのグラフィックスをオブジェクトのテクスチャとして適用できます。
ベクトル グラフィックス ファイルには、記述的であるため、生成するイメージが表示解像度に依存しないという利点があります。ベクトル マップはさまざまな業界標準のベクトル グラフィックス形式をサポートしています。
既定のベクトル マップ パターン
AutoCAD ハッチング パターンを PAT ファイルとして保存できます。別のアプリケーション(AHatch Pro など)でもこのファイルを作成および編集できます。
単一の PAT ファイルに複数のパターンを含めることができます。
PAT ファイルとベクトル マップ
PAT ファイルがアクティブ ベクトル ファイルのときは、[パターン パラメータ](Pattern Parameters)ロールアウトのコントロールが使用可能になります。
ベクトル マップは Adobe Illustrator 9 によって CS6 で生成された AI ファイルをサポートしています。3ds Max で使用するために AI ファイルを保存するときは、[PDF 互換ファイルを作成](Create PDF Compatible File)をオンにします。
PDF ファイルとベクトル マップ
AI または PDF ファイルがアクティブ ベクトル ファイルのときは、[Adobe Illustrator/PDF パラメータ](Adobe Illustrator / PDF Parameters)ロールアウトのコントロールが使用可能になります。
スケーラブルベクトルグラフィックス(SVG)形式ではイメージのエンコードに XML を使用します。Inkscape などの SVG ファイルの作成および編集用のアプリケーションがあります。ベクトル マップでも圧縮形式の SVG ファイルである SVGZ ファイルをロードすることができます。
ベクトル マップには、SVG ファイル用の追加コントロールはありません(つまり、特別な SVG ロールアウトはありません)。ただし、MAXScript を使用して SVG ファイルをコントロールすることができます。MAXScript リファレンスのトピック「Vector_Map テクスチャ マップと MAXScript」を参照してください。
SVG ファイルとベクトル マップ
ベクトル マップは SVG の仕様の一部の機能をサポートしていません。詳細については、「サポートされている SVG 要素および属性」を参照してください。