スケールの補正

Maya で他のジョイントの親になっているジョイントのスケールを修正すると、3ds Max には正しく読み込まれません。この読み込みの問題は、3ds Max が Maya のスケール補正設定をサポートしていないために発生します。

スケール補正の動作内容

Maya でスケール補正を使用して親のジョイントをスケーリングする場合、スケーリングするのではなく、子のジョイントにオフセットを作成します。

しかし 3ds Max で同じ操作をする場合、子のジョイントがスケーリングされ、オフセットは作成されません。

3ds Max はスケール補正をサポートしていないので、スケール補正を使った Maya でのジョイントの階層は 3ds Max では正しく表示されません。

3ds Max に正しく読み込まれるようにするためにスケール補正を非アクティブにするタイミング

他のジョイントの親になっているジョイントのスケールを修正した場合にのみ、ジョイントのスケール補正を非アクティブにしてください。

すべてのジョイントが同じスケールの場合、Maya でこの設定を非アクティブにする必要はありません。

Maya でスケール補正を非アクティブにするには

  1. Maya で、子のジョイントを選択します。
  2. アトリビュート エディタで、[セグメント スケール補正](Segment Scale Compensate)アトリビュートを非アクティブにします。

    このオプションでスケール補正の設定が非アクティブになります。