ルック アット コントローラ

オブジェクトの作成時に変換アニメーション コントローラとして自動的に割り当てられます。ターゲットを持つオブジェクトには、ターゲット カメラ、ターゲット ライト(IES サンと IES スカイを含む)、および[テープ](Tape)ヘルパーなどがあります。このコントローラは、ユーザが自分で割り当てることはできません。ルックアット コントローラと同じものをオブジェクトに割り当てるには、ルックアット コンストレイントを使用します。

注: ターゲット オブジェクトのピッチと見出しは、ターゲットを移動することによって、間接的にのみ調整できます。 直接に制御可能な方向設定は、ロール角度(バンク)だけです。

例: 回転中にターゲットが設定されているオブジェクトの反転を防ぐには:

  1. ターゲット カメラ オブジェクトを追加します。
  2. [移動](Move)ツールをアクティブにし、座標表示を使用してカメラとターゲットの位置をそれぞれ 0,0,080,0,0 に設定します。
  3. ダミー オブジェクトを追加して位置を 0,0,0 に設定します。
  4. ([選択してリンク](Select And Link))を使用して、カメラをダミー オブジェクトにリンクしてからカメラ ターゲットをダミー オブジェクトにリンクします。この時点で、ダミー オブジェクトはカメラとカメラ ターゲットの両方の親になりました。
  5. ダミー オブジェクトを Y 軸に対して 回転し、カメラを観察します。

    ターゲットが軌道の頂点から最下点を通過するのにしたがって、カメラが反転します。

  6. カメラを 選択し、 [モーション](Motion)パネルに移動します。[ルックアット パラメータ](Look At Parameters)ロールアウトで、[アップ ノードとしてターゲットを使用](Use Target As Up Node.)チェック ボックスにチェックマークを付けます。
  7. ダミー オブジェクトを Y 軸に対して再び 回転します。

    今度はカメラが反転しません。

インタフェース

ターゲット コンポーネントを持つオブジェクトを作成または選択すると、[モーション](Motion)パネルからそのオブジェクトの[ルック アット](Look At)プロパティにアクセスできるようになります。このロールアウトでは、ターゲットの変更、アニメーション キーの作成と削除、軸の設定、および他の関連するパラメータの調整が行えます。

[キーを作成](Create Key)領域

クリックするボタンに応じて、現在のフレームで位置、ロール(方向)、またはスケール キーを設定します。

[キーを削除](Delete Key)領域

クリックするボタンに応じて、現在のフレームで位置、ロール(方向)、またはスケール キーを削除します。

[視点先ターゲット](Look At Target)領域

ターゲットを選択

既定値のターゲット オブジェクト以外のターゲットを設定できます。ボタンをクリックして、ターゲットにするオブジェクトを新たに選択します。

これで、新しいターゲットがオブジェクトの方向を制御するようになります。元のターゲットはシーン内に残りますが、削除するかまたはダミー ヘルパーとして使用できます。

[軸](Axis)領域

ターゲットの方向を向くローカル軸を指定します。[反転](Flip)チェック ボックスにチェックマークを付けて、軸の方向を反転させることができます。

アップ ノードとしてターゲットを使用
このチェック ボックスにチェックマークを付けると、そのコントローラが機能するオブジェクト(ソース ノード)のローカル軸の 1 つをルックアット方向(ソース ノードとターゲット ノードの間のベクトル)に合わせます。またこの機能は、ソース ノードがルックアット方向に対して回転するのを防ぐことによって、オブジェクトのローカル Z 軸に対して反転するのを防ぎます。

ターゲットに設定されたオブジェクトとターゲットを結ぶ直線が垂直に近い場合に、最も頻繁に反転が起こります。つまり、両者のワールド Z 軸上の位置がほとんど等しい場合です。

このオプションは、ソース ノードのローカル軸の 1 つをターゲット ノードのローカル軸の 1 つに合わせることによって動作します。これらの軸は、3ds Maxによって自動的に選択されます。

注: この機能では、ルミネア アセンブリを適切に操作できます。この機能があれば、製造業者の照明アセンブリを i-drop するときにも問題なく操作できます。
ヒント: 場合によっては、[アップ ノードとしてターゲットを使用](Use Target As Up Node)にチェックマークが付いていてもオブジェクトが 90 度または 180 度反転することがあります。 これは、軸の位置合わせが自動で行われるからです。そうならないようにするには、座標表示でオブジェクトに回転角度を指定してください。
[位置](Position)、[ロール](Roll)、[スケール](Scale)
この 3 つのボタンでは、このコントローラで表示するその他のロールアウトを指定できます。すべてのボタンで[キー情報(基本機能)](Key Info (Basic))[キー情報(拡張機能)](Key Info (Advanced))が表示されます。[位置](Position)をアクティブにすると、これらのロールアウトの他に[XYZ 位置パラメータ](Position XYZ Parameters)ロールアウトが表示され、[キー情報](Key Info)ロールアウトにデータを表示する軸を指定できます。