mental ray レンダラーはレイトレースによりシャドウを生成します。レイトレースは、光源からサンプリングされた光線のパスをトレースします。シャドウは、オブジェクトにより光線が遮られた箇所に現れます。レイトレース シャドウのエッジはシャープになります。
レイトレース シャドウ
コースティクスを無効にすると、このシーンのシャドウのアウトラインが見やすくなります。
mental ray レンダラーに、レイトレース シャドウではなくシャドウ マップを使用するように指定することができます。これによってパフォーマンスが向上しますが、精度が低下します。
シャドウ コントロールは、[レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックス [レンダラー](Renderer)パネル [シャドウとディスプレイスメント](Shadows & Displacement)ロールアウトにあります。
3ds Max のライト オブジェクトを使用すると、シャドウ ジェネレータを選択できます。レイトレース、アドバンスト レイトレース、シャドウ マップなどです。mental ray レンダラーは 2 種類のシャドウ生成、レイトレース、およびシャドウ マップのみをサポートするため、一部の 3ds Max シャドウ ジェネレータは完全にサポートされません。
3ds Max では、mental ray レンダラーをサポートする特殊なシャドウ ジェネレータ タイプ、mental ray シャドウ マップが提供されています。シャドウが有効で([レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックスの[シャドウとディスプレイスメント](Shadows & Displacement)ロールアウト)、シャドウ マップが有効になっていない場合、mental ray レイトレース アルゴリズムを使用してすべてのライトのシャドウが生成されます。シャドウ マップが有効になっている場合、シャドウ生成は各ライトのシャドウ ジェネレータの選択に基づいて行われます。