スケマティク ビューの[基本設定]ダイアログボックス

カテゴリに基づいて表示内容と非表示内容を制御します。[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウに表示されたオブジェクトをフィルタリングすると、必要なオブジェクトだけを表示できます。

[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウにバックグラウンド イメージやグリッドを追加できます。また、配置方法を選択したり、ビューポートの選択と[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウの選択の同期方法を指定したりできます。ノードの接続を設定することもできます。このダイアログ ボックスで適当なフィルタを選択することにより、スケマティク ビューでの作業をさらに詳細に制御できます。

インタフェース

[表示計算に含める](Include in Calculation)領域

スケマティク ビューは、マテリアル、マップ、コントローラなどを含む、シーン全体を表示できます。[表示計算に含める :](Include In Calculation)設定では、スケマティク ビューでどのシーン コンポーネントを表示するかを制御します。その後、表示フロータで、表示するものが制御されます。つまり、計算に含めないマテリアルは、表示できません。コントローラを計算に含めない場合は、コントローラ、コンストレイント、パラメータ ワイヤの関係も含めることができません。

巨大なシーンがある場合に、スケマティク ビューを使って選択だけを行うには、基本オブジェクト以外のすべてをオフにします。マテリアルだけを扱う場合には、コントローラやモディファイヤなどすべてをオフにします。

基本オブジェクト
基本オブジェクトの表示/非表示を切り替えます。このオプションで[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウ内を整理することができます。
モディファイヤ スタック
モディファイヤ ノードの表示/非表示を切り替えます。
マテリアル/マップ
スケマティク ビュー ウィンドウ内のマテリアル ノードの表示/非表示を切り替えます。アニメートするマテリアルを表示する必要がないときは非表示にし、そのマテリアルを選択するときや他のオブジェクトのマテリアルに変更するときは表示します。
注: スケマティク ビューはマップの操作機能をサポートしていません。このためマテリアルからマテリアルにマップを貼り付けることはできません。
コントローラ
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、コントローラのデータが表示に含まれます。チェックマークが付いていない場合、表示フロータの[コントローラ](Controllers)、[コンストレイント](Constraints)、[パラメータ ワイヤ](Param Wires)の関係のボタンとすべてのエンティティのボタンが使用できなくなります。オンにすると、スケマティク ビューを右クリックして表示するクアッド メニューの[ツール](tools)を使用して、コントローラやワイヤ パラメータの割り当てができます。
静的値
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、スケマティク ビューの表示に、アニメートされていないシーンのパラメータが含められます。トラック ビューに表示されるものがすべてスケマティク ビューに表示され、ウィンドウがいっぱいになってしまうことを防ぐには、オフにします。
マスタ ポイント コントローラ
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、スケマティク ビューの表示に、サブオブジェクトのアニメーション コントローラが含められます。サブオブジェクトのアニメーションがある場合に、コントローラが多すぎてウィンドウがいっぱいになってしまうことを防ぎます。
スキンの詳細
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、[スキン](Skin)モディファイヤ内の各ボーンの 4 つのコントローラがスケマティク ビューの表示に含められます(モディファイヤとコントローラが含められる場合)。[スキン](Skin)モディファイヤの通常の使用で、あまりに多くのスキン コントローラの周りにウィンドウが引き伸ばされるのを防ぎます。

[限定した表示計算](Include Only)領域

選択オブジェクト
選択したオブジェクトの表示をフィルタリングします。多くのオブジェクトのうち、スケマティク ビューのみをビューポート選択に表示する場合に、このチェック ボックスをオンにします。
可視オブジェクト
スケマティク ビュー内の表示を可視オブジェクトに制限します。散らばっているオブジェクトをスケマティク ビューに表示する場合は、表示する必要のないオブジェクトを非表示にしてから、このチェック ボックスをオンにします。
アニメート オブジェクト
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、キーを持つオブジェクトとその親だけが、スケマティク ビューに表示されます。

[カテゴリに基づいて隠す](Hide By Category)領域

これらの切り替えは、オブジェクトとその子の表示をカテゴリごとに制御します。カテゴリは次のとおりです。

  • [ジオメトリ](Geometry) ジオメトリ オブジェクトとその子を表示または非表示にします。
  • [シェイプ](Shapes) シェイプ オブジェクトとその子を表示または非表示にします。
  • [ライト](Lights) ライト オブジェクトとその子を表示または非表示にします。
  • [カメラ](Cameras) カメラ オブジェクトとその子を表示または非表示にします。
  • [ヘルパー](Helpers) ヘルパー オブジェクトとその子を表示または非表示にします。
  • [スペース ワープ](Space Warps) スペース ワープ オブジェクトとその子を表示または非表示にします。
  • [ボーン オブジェクト](Bone) ボーン オブジェクトとその子を表示または非表示にします。

階層をダミーなどのヘルパーにリンクし、ダミーを非表示にすると、子も非表示になることに注意してください。

[リンク スタイル](Link Style)領域

  • ベジェ ラインベジェ カーブと同じ矢印を持つ参照線を表示します。
  • 直線 ベジェ カーブではなく直線で参照線を表示します。
  • サーキット ラインカーブではなく正投影線で参照線を表示します。
  • [なし](None) スケマティク ビューにリンク関係が表示されません。

[グリッド](Grid)領域

この領域では、スケマティク ビューでのグリッドの表示と使用を制御します。

グリッド表示
[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウのバックグラウンドにグリッドを表示します。
グリッドにスナップ
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、移動したエンティティとその子はすべて、左上隅を最も近いグリッド ポイントにスナップします。スナップを有効にしたときにグリッド ポイントにスナップされていないエンティティは、その後移動されるまでスナップはされません。
グリッドの間隔
スケマティク ビューのグリッドの間隔の単位を設定します。このとき、エンティティは高さが 20 グリッド、長さが 100 グリッドであるという標準を使用します。

[メソッドを配列](Arrange Method)領域

配列は、暗い色のグリッド線で区切られている、正の X と負の Y で囲まれた空間で行われます。

  • スタック済み[常に自動配置](Always Arrange)、[子を自動配置](Arrange Children)、[選択を自動配置](Arrange Selected)を使って配列するときに、最上位のエンティティの範囲で決められる幅の下に階層がスタックされます。
  • [水平](Horizontal)[常に自動配置](Always Arrange)、[子を自動配置](Arrange Children)、[選択を自動配置](Arrange Selected)を使って配列するときに、階層が y=0 の線に沿って分配されます。 配列は、正の X と負の Y で囲まれた空間内で行われます。
  • [垂直](Vertical)[常に自動配置](Always Arrange)、[子を自動配置](Arrange Children)、[選択を自動配置](Arrange Selected)を使って配列するときに、階層が x=0 の線に沿って右側に分配されます。 配列は、正の X と負の Y で囲まれた空間内で行われます。

[同期の選択](Sync Selection)領域

  • ビューポート

    スケマティク ビューで選択されたノードに対応するノードが、ビューポートでも選択されます。同様に、ビューポートで選択されたノードに対応するノードが、スケマティク ビューでも選択されます。

  • [すべて](Everything)

    スケマティク ビューで選択されたすべてのエンティティに対応するエンティティが、開いているインタフェースの該当する場所で選択されます。たとえば、[スケマティク ビュー](Schematic View)のマテリアルを選択すると、マテリアル エディタが開いており、マテリアルがあれば、そのマテリアルは選択されます。[スケマティク ビュー](Schematic View)でモディファイヤを選択すると、[修正](Modify)パネルが開いていれば、スタックでモディファイヤが選択されます。同様に、シーンで選択されたエンティティに対応するエンティティが、スケマティク ビューでも選択されます。

[バックグラウンド イメージ](Background Image)領域

イメージを表示
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、バックグラウンド ビットマップ(選択されている場合)が表示されます。チェックマークが付いていない場合、表示されません。

既定値では、バックグラウンド イメージは、スケマティク ビューの現在のズーム倍率と画面の解像度で表示されます。

ズーム/パンをロック
ズームとパンを行うときに、バックグラウンド イメージのサイズもそれに伴って変更されます。チェックマークが付いていない場合、ビットマップは画面の解像度の実際のピクセル数になります。
[ファイル](File)ボタン
スケマティク ビューのバックグラウンドに使用するイメージ ファイルを選択する場合にクリックします。

バックグラウンド イメージが選択されていない場合は、このボタンに「なし」と表示されます。イメージが選択されている場合、ビットマップ ファイルの名前が表示されます。

[設定](Preferences)領域

ダブル バッファ
ダブル バッファの表示でビューポート パフォーマンスをコントロールできます。
マウスを中心にズーム
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、カーソルを置いた場所をズーム拡大できます。マウス ホイールでズームすることができます。
追加されたノードにパン
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、シーンに追加した新しいオブジェクトまたはノードに合わせて、[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウの大きさが変わります。チェックマークが付いていない場合、ビューは変わりません。このオプションを消して[自動配置](Auto arrange)をオフにすると、スケマティク ビューはノードのレイアウトに影響しません。
ワイヤフレーム カラーを使用
[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウのノードのシェーディングにワイヤフレーム カラーを使用します。
ディスプレイ レイアウト警告
[常に自動配置](Always Arrange)がオンになっていると、スケマティク ビューではレイアウト警告を表示します。
フォーカスのみを更新
フォーカスを与えられた場合にだけ、スケマティク ビューではシーンへの追加や変更を更新します。ビューポートでシーン オブジェクトに対して変更を加えるたびに、再描画が行われることを防ぎます。
子を移動
このチェック ボックスにチェックマークが付いていない場合、子に影響を与えることなく、親を移動できます。チェックマークが付いている場合、親を移動したときに子も移動されます。
ツールチップを表示
[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウでカーソルがノードの上に乗ったときに、ツールチップを表示するかどうかを切り替えます。
フロータをスナップ
フローティング ダイアログ ボックス(表示およびリスト)を、[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウの端にスナップします。
関連フロータ
フローティング ダイアログ ボックスが、[スケマティク ビュー](Schematic View)ウィンドウの移動とサイズ変更に伴って移動およびサイズ変更できるようにします。
親トピック: スケマティク ビュー