CAT では、各種ツールを使用してモーション データの読み込み、マッピング、再ターゲット、編集などを行うことができます。アニメーション レイヤを個別に保存するか、レイヤ スタック全体を保存して、他のキャラクタなどに再利用できます。
クアッド メニューを使って、任意のボディ パーツからポーズやアニメーションを保存し、ロードできます。その場合は CAT で腕、脚、指、尾、または任意のボーンを選択して右クリックし、コンテキスト メニューからポーズやモーション データを保存します。
イメージ提供: Adam Walker Film
CATRig からモーションまたはポーズのデータを保存すると、ファイルに[CAT 単位の比率](CATUnits Ratio)値が書き込まれます。保存したファイルを再びロードすると、ファイルの[CAT 単位の比率](CATUnits)値が、データのロード先のリグの[CAT 単位の比率](CATUnits)値と比較されます。データは、この 2 つの[CAT 単位の比率](CATUnits)値の差に基づいてスケールされます。
たとえば、CATRig A のアニメーションを、[CATUnits]を 2.0 に設定して保存したとします。このアニメーションを、[CATUnits]が 4.0 に設定されている CATRig B 上にロードすると、データは係数 4.0/2.0、つまり 2.0 でスケールされます。要するに、データはロード先のリグに合わせて 2 倍にスケールされることになります。
このように、CAT 単位は適切に使用する必要があります。サンプルのリグでは、CATParent がキャラクタの足もとに収まるようにしています。各リグの CATParent の、CATRig に対する相対サイズがすべて同じであれば、データは正しくスケールされます。