リアクション コントローラでのマニピュレータの使用

位置リアクション コントローラと回転リアクション コントローラを使用すると、ビューポート内でマニピュレータを使用して特定の機能を実行できます。

リアクション コントローラのマニピュレータ

位置トラックと回転トラックのリアクション コントローラには、設定を調整するためのグラフィック マニピュレータがあります。

Point3、スケール、実数などのその他のリアクション コントローラにはマニピュレータがありません。

マニピュレータは、[マニピュレータ](Manipulate)ボタンがオンになっていれば表示され、使用できます。このボタンは既定のメイン ツールバーにあります。マウスをマニピュレータに移動するとそのマニピュレータが赤くなり、ドラッグまたはクリック操作が有効になったことが示されます。

ヒント: ワイヤフレーム ビューポートのリアクション コントローラのマニピュレータを使用します(「[シェーディング ビューポート ラベル メニュー](Shading Viewport Label Menu)」を参照)。位置リアクション コントローラでは、ビューポートを変更すると特定のマニピュレータを鮮明に表示することができます。

位置リアクション コントローラ

位置リアクション コントローラには、異なるリアクション値を制御したり表示する一連のマニピュレータがあります。

リアクション サイクル マニピュレータ: [リアクション](Reaction)リストのさまざまなリアクションを巡回する場合に使用します。マニピュレータとインジケータの表示が変わり、アクティブ リアクションの設定を表示します。

このマニピュレータは小さな黄色い円で、アクティブ ビューポート左下隅の座標軸アイコンのそばに表示されます。

影響マニピュレータ: ビューポートでドラッグするとマニピュレータのサイズが変更され、その結果、リアクションの影響範囲も変更されます。

黄色い球のマニピュレータが赤くなるとドラッグできます。影響マニピュレータの中心にリアクション値マニピュレータがあります。

リアクション値マニピュレータ: ビューポートでドラッグするとリアクション値が変わります。リアクション値は位置トラックの XYZ 位置を表します。

水色の球をしたマニピュレータが、影響マニピュレータの中心に表示されます。

オブジェクト基点インジケータ: マスター オブジェクトの基点の位置を表示します。

このインジケータは濃い青色の球です。マニピュレートできません。

リアクション状態マニピュレータ: ドラッグすると、リアクション状態が調整されます。位置リアクションでは、リアクション状態はスレーブ オブジェクトに近い XYZ の位置で表し、マスター オブジェクトのアニメーションと影響値によって変化します。

このマニピュレータは小さな緑色の球です。

リアクション状態インジケータ: リアクションの状態値を示します。このインジケータは、ビューポートでドラッグできる四角い緑色のリアクション状態マニピュレータとは異なります。緑色の四角いマニピュレータをドラッグすると、インジケータもともに移動します。

このインジケータは小さな濃い青色の点です。

回転リアクション

回転リアクション コントローラには単一のマニピュレータがあり、リアクションの影響パラメータを制御します。

影響マニピュレータ: ビューポートでドラッグするとマニピュレータの角度が変更され、その結果、リアクションの影響範囲も変更されます。

手順

位置または回転リアクション コントローラににマニピュレータを使用するには:

    (Point3、スケール、実数の各リアクション コントローラにはマニピュレータがない)

  1. リアクション コントローラが割り当てられているオブジェクトを選択します。
  2. メイン ツールバーの ([マニピュレータ](Manipulate))をクリックします。

    マニピュレータがビューポートに表示されます。

  3. リアクション パラメータを調整するには、アクティブ ビューポートでマニピュレータをドラッグまたはクリックします。

    マウスをマニピュレータに移動するとそのマニピュレータが赤くなり、ドラッグまたはクリック操作が有効になったことが示されます。

    ヒント: ワイヤフレーム ビューポートのリアクション マニピュレータを使用します(「[シェーディング ビューポート ラベル メニュー](Shading Viewport Label Menu)」を参照)。位置リアクション コントローラでは、ビューポートを変更すると特定のマニピュレータを鮮明に表示することができます。

    次に、特定のマニピュレータおよびその使用方法について説明します。