要素の削除機能をオンにすると、解析時に要素を削除できます。要素の削除機能がオンの場合、破壊が発生すると(SDV1 = 2)、要素が削除されます。
要素が削除されると、その要素のすべての応力が 0 に設定されるため、シミュレーションは要素のエネルギーの影響を受けなくなります。複数の積分点を使用した要素は、各積分点に削除フラグが設定されるまで削除されません。要素が削除されるまで、すべての積分点にゼロ以外の剛性が設定され、個別の削除ステータスに関係なく、モデル全体のひずみエネルギーに影響し続けます。
要素の削除をオンにするには、以下の 2 つの手順を実行する必要があります。
要素の削除を有効化するには、[Export to Structural Package]ダイアログ ボックスの[Enable element deletion]チェックボックスをオンにする必要があります。この機能は既定ではオンになっています。
要素の削除の有効化機能をオンにすると、Advanced Material Exchange は、パラメータ DELETE=2 を含めるように入力ファイルを修正します。このパラメータは、キーワード * DEPVAR の後に表示されます。以下に例を示します。
*DEPVAR, DELETE=2 11
Abaqus/CAE を使用するか、テキスト エディタで入力ファイルを手動で編集することで、パラメータ DELETE = 2 を追加することもできます。
変数 STATUS を要素の出力リストに含める必要があります。以下に例を示します。
*OUTPUT, FIELD *ELEMENTOUTPUT SDV, STATUS
Abaqus/CAE を使用するか、テキスト エディタで入力ファイルを手動で編集することで、変数 STATUS を出力の要求に追加できます。Abaqus/CAE の場合: