付録 B: 状態変数出力

このセクションでは、Advanced Material Exchangeによって生成される解依存の状態変数出力のリストが表示されます。モデルの各積分点で Helius PFA ユーザ サブルーチンによって、11 個の状態変数の合計の計算と更新が行われます。

有限要素ソルバーは、通常の応力やひずみなどの要素出力と同じ方法で、状態変数の収束値を格納します。一意のファイル(*.mct)が各解析に対して生成されます。このファイルには、モデルに適用する状態変数の完全なリストが含まれています。*.mct ファイルそれぞれの状態変数の意味を理解するのに最適なリファレンスです。

Abaqus 状態変数

SDV1
ガウス点劣化ステータス(1 = 破壊なし、2 = 破壊あり)
SDV2
要素の削除ステータス(1 = アクティブ、2 =削除済み)
SDV3
ローカルの母材 11 応力
SDV4
ローカルの母材 22 応力
SDV5
ローカルの母材 33 応力
SDV6
ローカルの母材 12 応力
SDV7
ローカルの母材 13 応力
SDV8
ローカルの母材 23 応力
SDV9
母材の接線ヤング率
SDV10
母材の有効塑性ひずみ
SDV11
母材の有効応力

ANSYS の状態変数(SVAR)

SVAR1
ガウス点劣化ステータス(1 = 破壊なし、2 = 破壊あり)
SVAR2
内部使用のみ
SVAR3
ローカルの母材 11 応力
SVAR4
ローカルの母材 22 応力
SVAR5
ローカルの母材 33 応力
SVAR6
ローカルの母材 12 応力
SVAR7
ローカルの母材 13 応力
SVAR8
ローカルの母材 23 応力
SVAR9
母材の接線ヤング率
SVAR10
母材の有効塑性ひずみ
SVAR11
母材の有効応力