Helius PFA 材料の識別と定義

Helius PFA で使用する材料を適切に定義します。

特定の複合材料または粘性材料に対する構成関係を提供するために Helius PFA が使用される場合、MSC Nastran はそれをユーザ定義材料とみなします。 したがって、MSC Nastran では、ユーザ定義材料のための次のエントリが必要です。

  1. CONNECT SERVICE
  2. GENUDS
  3. MATUSR (粘着性材料の場合は MCOHE)
  4. MATUDS

MSC Nastran におけるこれらのエントリとその機能の詳細については、『MSC Nastran Quick Reference Guide』を参照してください。ここでは、Helius PFA の材料定義でそれらを使用する方法について簡単に説明します。

  1. CONNECT SERVICE エントリは Simulation Component Architecture User Defined Service を定義します。

  2. GENUDS エントリは、ユーザ定義サービスに渡されるデータを定義します。

  3. MATUSR (または MCOHE)エントリは、SOL 400 のユーザ定義材料モデルを指定します。

  4. MATUDS エントリによって、SOL 400 で使用する材料ルーチン、およびモデルを管理するユーザ材料定数を提供することができます。

これらのエントリの要件については、後で説明します(「テキスト エディタを使用してバルク データ ファイルを変換する」)。現時点では、これらのエントリの集まりによって、Helius PFA によって処理される複合材料、および使用されるマルチスケールの構成関係の特定のフォームを識別する、ということを知っておけば十分です。