Abaqus クイック スタート ガイド

Abaqus を使用した Helius PFA での解析を実行するには以下の手順に従います。

  1. Composite Material Manager を使用して材料を作成します。

    Helius PFA 互換の複合材料を作成するには Composite Material Manager が必要です。これは粘性材料を作成する場合には使用されません。粘性材料は、Abaqus/CAE の Create Cohesive Material プラグインを使用して定義します。

    Helius PFA 互換の複合材料は、Abaqus/CAE の内部で、または入力ファイル内の Abaqus キーワードを使用して作成することはできません。 これは Composite Material Manager を使用してのみ作成することができます。 既定では、材料はホーム ディレクトリの特定の材料フォルダに保存されます。

    %APPDATA%¥Autodesk¥Helius PFA 2016¥Materials

    ここで、%APPDATA% は APPDATA という名前の環境変数の値です。

    詳細については、『Composite Material Managerユーザ ガイド』を参照してください。

  2. Abaqus/CAE あるいは他の一般的なプリプロセッサで有限要素モデルを作成します

    有限要素モデルが Abaqus/CAE 内で作成されると、前の手順で作成された材料がモデル内でどのように使用されるのかを定義するために Helius PFA プラグインが使用されます。

    モデルを一般的なプリプロセッサを使用して作成する場合は、Helius PFA での解析を簡単にするために Abaqus 入力名を変更する必要があります。

    詳細については、Abaqus の『ユーザ ガイド』を参照してください。

  3. コマンドライン プログラム xStiff を使用して入力ファイルを変更します。

    xStiff は必要な外部剛性パラメータを断面定義に挿入します。xStiff によって変更されていない入力ファイルは解決することができません。xStiff は、入力ファイル名に「_xs」を付けることで新しい入力ファイルを作成します。Abaqus ソルバに「_xs」入力ファイルを送信します。

  4. Abaqus ソルバに入力ファイルを送信します

    Helius PFA の解析結果を送信する最も簡単な方法は、Abaqus コマンド プロンプトを使用することです。さらに、xStiff で変更された Abaqus 入力ファイルを Abaqus/CAE にインポートして、CAE 内で送信することもできます。

    詳細については、Abaqus の『ユーザ ガイド』を参照してください。