この ReadMe では、Helius PFA (Advanced Material Exchange を含む)の最新リリースの更新と既知の問題について説明します。
最小動作環境
- 64 ビット版プロセッサ
- Windows 7 以降(Windows 10 を除く)、RHEL 5 以降
- 3 GB のハード ディスク空き容量
- Microsoft .NET Framework Version 2.0 (Windows のみ)
- Abaqus 6.12 以降
- ANSYS 14.5 以降
- MSC Nastran 2013 以降
- ローカライゼーション: 英語、ドイツ語、日本語
更新
このセクションでは、製品に対する重要な更新を説明します。
- Advanced Material Exchange では、「サポートされる構造要素のリスト」が拡張されました。
- 非線形材料データの特性指定のためのカーブ フィッティング ルーチンが改善されました。
- 非線形材料データでは、角度または環境ごとに必要なデータ点の数の上限がなくなりました。
- ANSYS 16.0 で CNVTOL コマンドを使用するときは、使用しない収束基準を明示的にオフにする必要があります。たとえば、力の収束のみを使用したい場合は(Helius PFA 使用するケースのほとんど)、CNVTOL,F, , ,0 と入力します。ANSYS の旧バージョンでは、このコマンドは他の収束フォームを無効にします。今は、他の収束フォームをオフにするためには、別のコマンドを発行する必要があります。たとえば、変位の収束をオフにするには、CNVTOL,U,-1, , と入力します。詳細は、ANSYS のヘルプを参照してください。
- Advanced Material Exchange では、線形弾性材料モデルの繊維充填プラスチックの熱膨張係数は 0 に設定されなくなりました。つまり、線形弾性と弾性-塑性の両方の材料モデルで熱シミュレーションを実行できるようになりました。
- ANSYS Workbench によって自動的に生成される弱いばねの境界条件が、サポートされるようになりました。
既知の問題: Advanced Material Exchange
次のリストに、Advanced Material Exchange の最新リリースの既知の問題を示します。質問がある場合は Autodesk サポートにご連絡ください。
- 繊維充填材料の繊維のアスペクト比は 1 より大きい必要があります。繊維の長さ を L、繊維の直径を D とすると、アスペクト比は L/D となります。
- マッピングの結果は、構造アセンブリではサポートされません。構造モデルに複数パーツから成るアセンブリが含まれている場合、インポート対象のパーツを個別に選択するように求めるプロンプトが表示されます。
- Moldflow の Dual Domain 要素はサポートされていません。詳細は、「サポートされている要素タイプのリスト」を参照してください。
- 非線形材料データは、0 度、90 度、45 度の標準テストの角度に対してのみ許可されます。
- 非線形材料データは、角度ごとまたは環境ごとに少なくとも 15 個入力する必要があります。
- 非線形応力-ひずみ曲線上の少なくとも 1 つのデータ点は、材料の弾性領域にある必要があります。
- シェル要素が含まれている Abaqus モデルは、肉厚全体で 5 つの断面点を持つ必要があります。
- シェル要素が含まれている ANSYS モデルは、肉厚全体で 7 つの断面点を持つ必要があります。
- ネットワーク サーバに Advanced Material Exchange プロジェクトを保存することはできません。