Helius PFA が MSC Nastran をどのように扱うのかを学習します。
MSC Nastran 用 Helius PFA は CONNECT SERVICE および GENUDS のユーザ定義サービスによって実装されます。ユーザ材料定義は、バルク データ ファイルを直接修正することにより手動で作成されます。Windows 上で実行する場合と Linux 上で実行する場合ではいくつかの違いがあることに注意してください。
Windows のバッチ モード
Helius PFA は Windows バッチフ ァイルをインストールし、コマンド ラインから Helius PFA を実行して MSC Nastran バルク データ ファイルを簡単に実行できます。
このファイルは、
HPFADIR¥bin¥msc-helius.bat に保管されており、テキスト エディタを使用して変更することによって、特定のニーズに対応することもできます。このファイルを実行するには、次の手順に従います(下図を参照)。
- MSC Nastran バルク データ ファイルを .bdf という拡張子を付けて保存します。
- デスクトップまたはスタート メニューのショートカットを使用して Helius PFA コマンド シェルを開きます。
- 手順 1 で保存したファイルが保存されているフォルダに移動します。
- 次のコマンドを使用してジョブを実行します。
msc-helius PATH FILE
ここで、PATH は nastran.exe ファイルへのパスで、FILE はバルク データ ファイルの名前です。
注: nastran.exe ファイルの場所が不明の場合は、コマンド シェルに msc-helius と入力すると有効なパスが返されます。
Linux のバッチ モード
Helius PFA とともにインストールされる Linux シェル スクリプト ファイルを使用すると、コマンド ラインから Helius PFA を実行して MSC Nastran バルク データ ファイルを簡単に実行できます。
このファイルは
HPFADIR/bin/msc-compan.sh にあります。ここで、HPFADIR はマシンのインストール フォルダです。このファイルを実行するには、以下の手順に従います。
- MSC Nastran バルク データ ファイルを .bdf という拡張子を付けて保存します。
- Linux コマンド プロンプトを開き、手順 1 で保存したファイルを含むフォルダに移動します。
- 以下に示すように msc-helius.sh ファイルおよび Nastran 実行可能ファイルの場所を指定してジョブを実行します。
$ /diana/autodesk/hpfa2016/bin/msc-helius.sh /diana/msc/20131/bin/nast20131 Example.bdf