プレートの安定性

等軸または 2 軸面内圧縮を受けるプレートの臨界座屈荷重を計算します。

積層複合材料プレートの安定性解析を実行するには、[プレート解析]ウィンドウから[安定性]タブを選択します。[積層]タブと[プレート形状]タブの定義が完了したら、[安定性]タブで次の 4 つの手順を実行します(下の図を参照)。

  1. 荷重と境界条件を指定する: [荷重および境界条件]ドロップダウン メニューでは、3 つの異なる組み合わせの横方向荷重と境界条件を選択できます。
    • [等軸圧縮 - 全エッジ単純支持]は、4 つすべてのエッジで単純支持されるプレートに適用されるグローバル X 方向の等軸圧縮荷重を示します(以下の画像の a を参照)。
    • [等軸圧縮 - 荷重エッジ単純支持]は、幅に沿って単純支持され、長さに沿って固定されたプレートに適用されるグローバル X 方向の等軸圧縮荷重を示します(以下の画像の b を参照)。
    • [2 軸圧縮 - 全エッジ単純支持]は、4 つすべてのエッジで単純支持されるプレートに適用されるグローバル X およびグローバル Y 方向の 2 軸圧縮荷重を示します(以下の画像の c を参照)。
  2. 二重正弦級数解析で使用されるモードの数を指定する: [m max ]ボックスと[n max ]ボックスを使用して、横方向のたわみの表現でのグローバル X およびグローバル Y 方向でそれぞれ使用されるサイン モードの数を指定します(「[プレート]モジュール」セクションの方程式を参照)。mmax と nmax の整数値を増やすと、横方向のたわみがより正確に表されます。ほとんどの場合、mmax = nmax = 10 にすると問題なく正確な解析になります。ただし、解析は非常に効率的に得られるため、mmax = nmax = 100 でも解析は迅速に返されます。
  3. 軸圧縮に対する横方向圧縮の比率を指定する: [2 軸圧縮 - 全エッジ単純支持]条件を使用する場合、横方向圧縮荷重(グローバル Y 方向)と軸圧縮荷重(グローバル X 方向)の間に保たれる比率を指定する必要があります。この比率は[Ny/Nx 荷重比]ボックスに入力します。
  4. 結果を計算する: すべての問題定義データおよび解析コントロール データを指定したら、[計算]をクリックしてプレート安定性解析を計算します。解析が表示ウィンドウに表示されます。解析は合力として表された積層プレートの臨界座屈荷重で構成されます。