積層剛性マトリックスを計算します。
古典的積層理論では、[A]、[B]、[D]マトリックスが 1 つになって積層剛性マトリックスを形成します。積層剛性マトリックスは、積層の中立面ひずみ{e 0 }および積層の中立面曲率{k}を使って、積層の単位幅あたりの合力{N}および積層の単位幅あたりの合成モーメント{M}を表すのに使用されます。これは、式 5.1 で表されます。
古典的積層理論では、[A']、[B']、[D']マトリックスが 1 つになって積層コンプライアンス マトリックスを形成します。積層コンプライアンス マトリックスは、積層の単位幅あたりの合力{N}および積層の単位幅あたりの合成モーメント{M}を使って、積層の中立面ひずみ{e o }および積層の中立面曲率{k}を表すのに使用されます。これは、式 5.2 で表されます。
Helius Composite では、積層コンプライアンス マトリックスは[ABD]逆マトリックスと呼ばれます。式 5.2 の個々の 3x3 マトリックス、[A']、[B']、[D']は、[A]逆マトリックス、[B]逆マトリックス、[D]逆マトリックスと呼ばれます。
[積層]タブで積層を定義したら、積層の[A]、[B]、[D]マトリックスを計算するには、[ABD マトリックス]タブを選択します。積層の[A']、[B']、[D']マトリックスを計算するには、[ABD 逆マトリックス]タブを選択します。いずれの場合でも、マトリックスを計算し、結果を表示するには、[計算]ボタンをクリックします。下の図では、[計算]ボタンをクリックした後の、[ABD マトリックス]タブおよび[ABD 逆マトリックス]タブが示されています。マトリックスが計算、表示されたら、[エクスポート]をクリックして、Microsoft Excel と互換性がある *.csv ファイルに結果をエクスポートします。